伝言の方法をマスターしよう!【直接話法から間接話法への書き換え】

直接話法 間接話法 教育(英語)

翔、オレ用事があるから、

今日は英語教室欠席する」って伝えといて。

よろしく!

って言われても、どうやって伝えればいいんだろう?

こんな経験はないですか?

今回は「誰かが言った事」を第三者に伝える方法をを学んでいきましょう!

中学生の為の英語ブログ第49回目は

直接話法から間接話法への書き換えでスタートです!

Let’s get started!

 

伝言の方法をマスターしよう!直接話法から間接話法への書き換え

 

英語の話法には、2通りあります。

  • 発言内容をそのまま伝える「直接話法
  • 伝える本人の視点から人称や時制を言い換える「間接話法

です。

例文を見てみましょう!

 

その後の教室です。

<span class="bold">直接話法</span>
直接話法

Takeru said ,

I will be absent from today’s English conversation class.”

「今日の英会話教室を欠席する」って健(Takeru)が言っていました。

※健君が言った事をそのまま伝えています。

 

<span class="bold">間接話法</span>
間接話法

Takeru said (that) he would be absent from today’s class.

健(Takeru)が今日のクラスを欠席すると言っていました。

※伝える人が本人の視点で言い換えています。

 

このように、話法が異なると、

使う代名詞時制場所の言い方が変わっている事に気がつくかと思います。

 

難しく感じるかも知れませんが

間接話法が使えるようになる為に必要なことを

一つずつ確認していきましょう!

 

直接話法とは?

直接話法がどんな話法か説明しますね。

 

誰かが話したことを「そのままの言葉」で伝える話法です。

  • 引用符( )で話した内容を囲む
  • 時制は話した時のまま

ex

しらちゃん
しらちゃん

I’m tired.

私は疲れています。

 

その場で

She says, ” I’m tired.”

彼女が「私は疲れています。」って言っています。

 

一時間後

She said, “I’m tired.”

彼女が「私は疲れています。」って言っていました。

※過去になっているので主節は過去形です。say-said

 直接話法の場合、彼女が話した内容の時制はそのままです。

 I am tired.引用符で囲みます。

 

直接話法

  • 誰かが言っています:S say(s),
  • 誰かが言いました:S said,
  • 後に言った内容が続く
  • 言った内容はそのまま引用符(“ ”)で囲む

 

※余談ですが、引用符( )はイギリス英語で使われます。

 

“I ‘m tired.” she said.

「私は疲れています」と彼女は言った。

※このように、she said.が倒置されることもあります。

 

直接話法は発言内容をそのまま伝えるので、

状況をより鮮明に伝えることが出来ます。

 

間接話法とは?

次は間接話法を見ていきますよ!

 

誰かが話したことを「伝える人の視点からとらえ直して伝える」話法です。

  • S say(s) (that)+伝える内容
  • S said (that)+伝える内容
  • thatは省略できる
  • 人称時制場所などが伝える人の視点によって書き換えられる

 

ex

I‘m tired.

私は疲れています。

 

その場で

She says (that) she is tired.

彼女は疲れていると言っています。

※thatに続く節は人称be動詞が変わっています。

 

一時間後

She said (that) she was tired.

彼女は疲れていると言ってました。

主節が過去形(said)の場合(that)に続く節の時制を合わせる必要があります。

これを時制の一致といいます。

日本語訳は「疲れている」ですが、英語ではwas tiredと過去形になります。

 

※間接話法に書き換えると時制が1つ前にずれる

直接話法 間接話法
現在形
She said, “I am tired.”
過去形
She said she was tired.
現在進行形
She said, “I am cooking.”
過去進行形
She said she was cooking.
話法の時制

 

伝達動詞の決まった使い方

伝達動詞に主に使われる

  • say:言う
  • tell :伝える

の使い方のパターンを確認しましょう!

  • say something to someone
  • tell someone something

 

 ex:話の切り出し方

  • He said (that)
  • He said to me
  • He said me
  • He told me
  • He told (that)

誰かが伝える時はほぼ過去形になるので、

この形は覚えてしまいましょう!

  • He said (that)..
  • He said to me..
  • He told me (that)..

 

時制の一致(過去の発言を伝える時)

次は誰かが「過去に言った事」を後に第三者に伝えます。

 

ex:1

過去形
過去形

I was tired yesterday.

昨日は疲れていました。

Oh, you were.

あ、そうだったんだね。

 

その後

<span class="bold">過去形</span><span class="bold-red">→</span><span class="bold">過去完了形</span>
過去形過去完了形

Shirachan said (that) she had been tired yesterday.

しらちゃんが昨日は疲れていたと僕に言ってたよ。

she was tired.でも可. (下の表※注を参照)

S said..の後に「過去の発言」を伝えているので、

thatの後の時制が

[was tired]より前の時制[had been tired]にシフトしてます。

詳しくは下の表で確認して下さいね。

 

話法の時制 (過去の発言を伝える時)1つ前の時制にシフト

直接話法間接話法
現在完了形過去完了形
過去形過去完了形※注過去形でも可
過去進行形過去完了進行形
過去完了形過去完了形(その前の時制はない)
話法の時制

ではもう少し例文を見てみましょう!

 

ex:2

<span class="bold">現在完了形</span>
現在完了形

I have finished my homework.

私は宿題が終わりました。

have+過去分詞(finished):現在完了形

 

その後

<span class="bold">現在完了形<span class="bold-red">→</span>過去完了形</span>
現在完了形過去完了形

Sarah told me she had finished her homework.

サラが僕に宿題終わったって言ってたよ。。

had+過去分詞(finished):過去完了形

 

 ex:3

<span class="bold">過去完了形</span>
過去完了形

I had lived in Australia before I came to Japan.

日本に来る前にオーストラリアに住んでいました。

had+過去分詞(lived):過去完了形

 

その後

<span class="bold">過去完了形<span class="bold-red">→</span>過去完了形</span>
過去完了形過去完了形

Sarah said that she had lived in Australia before she came to Japan.

サラが日本に来る前はオーストラリアに住んでいたと言っていました。

※過去完了形はそれよりも前の過去がないので過去完了形のままです。

 

 

時と場所の書き換え

今日、ここは雪が降っているよ。

と彼が話したことを数日後に伝達するとします。

 

彼がその日、そこでは雪が降っているって言ってたよ。

のように、時と場所は「伝える人の視点に合わせて」変化しますね。

英語でも同じことが起こります。

 

 

It’s snowing here today.

英語でも同じように時と場所の言い方が変わります。

 

He said It was snowing there that day.

のように。

下の言い換えの表を参照してくださいね。

 

直接話法間接話法
herethere
nowthen
todaythat day
tonightthat night
yesterdaythe day before / the previous day
agobefore
last weekthe week before / the previous week
tomorrowthe next day / the following day
next weekthe next week / the following week
時と場所の話法変化

 

<span class="bold">過去形</span>
過去形

The package was here a few days ago.

その荷物は数日前に来ていたよ。

 

その後

<span class="bold">過去形</span><span class="bold-red">→</span><span class="bold">過去完了形</span>
過去形過去完了形

She told me that the package had been there a few days before.

彼女がその荷物は数日前に来ていたって言ってたよ。

<span class="bold-red">〇</span><span class="bold">過去形</span><span class="bold-red">→</span><span class="bold">過去形</span>
過去形過去形

She told me that the package was there a few days before.

※伝える文が過去形の場合、間接話法での時制は過去形でも可

 話法の時制の表 ↑を参照

 

 

話法の助動詞と時制

未来を表すwillとその他の助動詞がどの様にシフト

するかも見ておきましょう!

先ずは、表から。

 

直接話法間接話法
willwould
cancould
may(推量・~かもしれない)
(許可・~してもよい)
might
could
must(義務・~しなければならない)
  (確信・~に違いない)
had to
must
could(もともと過去形なので変化なし)could
shouldshould
wouldwould
mightmight
助動詞の話法変化

 

誰かが話した未来形を、

間接話法で伝えるとどうなるか見てみましょう!

 

<span class="bold">未来形</span>
未来形

I will return this book tomorrow.

この本を明日返却します。

 

明日の後

She told me that she would return that book the next day.

彼女は僕にその本を次の日に返却するって言ってたよ。

 

I may visit my grandparents’ house tonight.

私は今夜、祖父母の家を訪れるかもしれません。

 

今夜を過ぎたその後

She told me she might visit her grandparents’ house that night .

彼女は僕にその日の夜、祖父母の家を訪れるかもしれないと言っていました。

 

次は直接話法から間接話法の書き換えをしてみましょう!

 

直接話法と間接話法を使ってみよう!

セキセイのしらちゃんが言った事を

直接話法、間接話法にしてみましょう!

ex:1

現在進行形
現在進行形

The phone is ringing(now).

(今)電話がなっているよ。

 

その後

直接話法

” The phone is ringing (now).” Shirachan said.

「電話がなっているよ。」と、しらちゃんが言いました。

間接話法

<span class="bold">時制の一致</span>
時制の一致

Shirachan told me that the phone was ringing (then).

しらちゃんはその時、電話がなっているよと僕に言っていました。

 

ex:2

<span class="bold">過去進行形</span>
過去進行形

I was reading a book this morning.

私は今朝、本を読んでいました。

その日の夕方

直接話法

She said “I was reading a book this morning”

彼女は「今朝、本を読んでいました。」って言ってたよ。

間接話法

<span class="bold-red">→</span><span class="bold">過去完了進行形</span>
過去完了進行形

She said that she had been reading a book this morning.

彼女は今朝、本を読んでいたと言っていました。

 

ex:2

I can speak Japanese.

私は日本語が話せます。

その後

直接話法

She told me, I can speak Japanese.”

彼女が僕に「私は日本語が話せます。」と言いました。

間接話法

<span class="bold">can</span> <span class="bold-red">→</span> <span class="bold">could</span>
can could

She told me that she could speak Japanese.

彼女は、私は日本語が話せると僕に言いました。

 

「時制の一致が起きない例外」がありますので、

 最後に確認しておきましょう。

 

時制の一致が起きない場合

ex:時の流れに関係のない事柄は時制の一致を行いません。

  • 不変の真理
  • ことわざ
  • 現在の事実・習慣

これらは主節が過去形でも、現在形のままです。

 

I love carrots.

人参大好き

She said that she loves carrots.

彼女は人参が大好きと言っていました。

※loveは現在形のままです。

 

I am a teacher.

私は先生です。

 

She said that she is a teacher.

彼女は、自分が教師だと言いました。

 

ex:状況が変わっていない時はどちらでもよい。

I want to go to Hawaii next year.

来年ハワイに行きたいです。

 

その数日後

She said she wanted to go to Hawaii next year.

彼女は来年ハワイに行きたいと言っていました。

She said she wants to go to Hawaii next year.

彼女は来年ハワイに行きたいと言っていました。

※彼女がハワイに行きたい気持ちはそのまま。

 このような状況の時は彼女が話した時の時制のままでもよい。

 

いつも例外があって難しいね。

 

直接話法と間接話法の【まとめ】

直接話法とは

誰かが話したことを「そのままの言葉」で伝える話法。

  • 引用符( )で話した内容を囲む
  • 時制は話した時のまま
<span class="bold">直接話法</span>
直接話法

She said, “I’m tired.”

彼女が「私は疲れています。」って言っていました。

 

 

間接話法とは

誰かが話したことを「伝える人の視点からとらえなおして伝える」話法。

  • S say(s) (that)+伝える内容
  • S said (that)+伝える内容
  • thatは省略できる
  • 人称時制場所などが伝える人の視点によって書き換えられる

 

<span class="bold">間接話法</span>
間接話法

She said (that) she was tired.

彼女は疲れていると言ってました。

 

  • saidの後時制は1つ前にずれる
  • 現在形の事実・習慣は現在形のまま
  • 状況が変わっていない時は時制はそのままでもよい

 

どうでしたか?

伝言ゲーム感覚で伝える練習をしてみて下さいね。

1つ前の時制にシフトする」がポイントですよ!

学校でたくさん話してね。

それではまた。

See you.

 

 

 


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