英語の語順はS+Vから始まります。
※S(主語) V(動詞)
このThere is 構文と呼ばれる文章は”There+V+S”の語順で、
「存在」を表現します。
物であれば、「~があります」
人や動物であれば、「~がいます」という意味となります。
聞き手が知らない「存在」や、「始めて話題にする」事柄を伝える時に使います
ex:1
Mom, there is a kitten in our yard.
お母さん、子猫がうちの庭に居る!
kitten:仔猫
※お母さんは仔猫の存在を知りません。
ex:2
There is a big stadium in our town.
私達の街には大きな競技場があります。
We’re going to play soccer there tomorrow.
明日そこでサッカーをする予定です。
there:そこで
※聞き手が知らない「競技場の存在」を先に知らせることでその後の会話がスムーズになります。
There is 構文は、
「聞き手が知らない存在を知らせる時に使う」構文です。
それでは、
もう少し詳しく学んでいきましょう!
中学生の為の英語ブログ第30回スタートです。
Let’s start!
There is are ってどんな時に使うの?【使い方】を解説!
“There is ~.”から言葉が始まると、聞き手は
「知らない情報」を受け取る準備をします。
There isの後には「単数の名詞 / 数えられない名詞」が続き、
There areの後には「複数の名詞」が続きます。
There is a cat in the park.
There are cats in the park.
cat /catsが新情報です。
新情報は「There is / are 」の後に続きます。
この特徴を抑えて、以下の事を詳しく学んでいきましょう!
- There is 単数名詞
- There are 複数名詞
- 疑問文
- 否定文
- 複数の名詞が続く時のbe動詞
There is 単数名詞
Mom, I want to eat something for a snack.
お母さん、おやつに何か食べたいんだけど。
There is a pudding in the refrigerator.
プリンが1つ冷蔵庫にありますよ。
refrigerator:冷蔵庫
※男の子はプリンの存在を知らないのでThere is 「~があります」で情報を共有します。
There was a kitten in our yard.
仔猫が庭にいたよ。
※過去形になるとThere was /「~がいました」を使います。
There is 数えられない名詞
数えられない名詞は単数扱いになります。
Look, there is some money left in my pocket.
見て、ポケットの中にお金が残っています。
It’s on me.
おごるよ。
※moneyは不可算名詞です。
※someは可算/不可算名詞のどちらにも使えて「いくつかの」を意味します。
Can I have another cup of coffee?
コーヒーのお代わりを頂けますか?
Sure, here you go.
はいどうぞ。
There is some sugar on the counter.
お砂糖はカウンターの上にありますよ。
※女の子が砂糖の存在を知らなそうなので”There is ~”を使って知らせています。
※お砂糖は不可算名詞です。数えられない名詞なので、単数扱い。よって、be動詞は「is」
There are 複数名詞
There are lots of nice restaurants near my house.
僕の家の近くには沢山の素敵なレストランがあります。
There are a lot of menus.
沢山のメニューがあります。
※lots of / a lot of は可算/不可算名詞の両方に使います。
※menusが複数名詞なので、be動詞は「are」
There is a lot of drink there.
そこには沢山の飲み物があります。
※drinkは不可算名詞です。
「数えられない名詞なので単数扱い」よって、be動詞は「is」です。
※drinkの動詞:飲む
【可算名詞、不可算名詞】とは?基本的な文法ルールと使い方を解説!
疑問文にするには?
疑問文にするにはbe動詞を前に出します。
Is there a library near here?
この近くに図書館はありますか?
※存在を聞くのにとても便利な構文です。
No, there isn’t.
いいえ、ありません。
※Yes, there are./ No, there aren’t.
Are there any English classes for beginners?
初心者向けの英語のクラスがありますか?
beginner:初心者
There is one(that) starts at 4pm.
4時に始まるクラスがありますよ。
How many students are there in that class?
そのクラスに生徒は何人いますか?
※How many+複数名詞+are there?(何人いますか?/いくつありますか?)
There are five students there.
そこには5人の生徒がいます。
否定文にするには?
否定文はnotをつけて、is not / isn’t ・are not / aren’t になります。
There aren’t any girls in the class.
そのクラスに女の子はいません。
There are no girls in the class.
※not anyはnoを使って言い換えられます。
複数名詞の名詞が続く時のbe 動詞
ex:りんごが1つ、イチゴが5つ、オレンジが3つあります。
There is an apple, five strawberries, and three oranges.
このように名詞が複数続く時は「最初に出てくる名詞」に「be動詞」を合わせます。
最初に出てきたan appleは単数だから、「 is 」が続くよ。
省略されてるけどそれぞれにThere is / areがついていると考えて下さいね。
聞いてる方もその方が自然に聞こえるよ!
There is / are構文の文法の意味とルール
There is / are ~は「初めて話題に出てくる、相手の知らない情報」を伝える構文です。
There is / are の後には「知らない情報が続く」という文法的なルールがあるので、
「既に相手が知っている情報」は続きません。
よって、固有名詞(特定の人、物、場所など名前)
定冠詞のthe, 指示代名詞のthis, that, these, those,
所有格のmy your etc.は続かないと認識しておきましょう。
ただしあくまでも、文法としてのルールです。
例題を確認してみましょう!
先ずは間違った例題から。
Mom, I can’t find my English notebook.
お母さん、英語のノートがないんだけど
Do you know where it is?
どこにあるか知ってる?
✖ There is the notebook on the sofa.
※There isの後は「知らない情報がくる」という「文法のお約束」があるので、
“the notebook” という【共通した認識のある情報】は続かないとされています。
正しい例題
Mom, I can’t find my English notebook.
Do you know where it is?
〇 The notebook is on the sofa.
そのノートはソファーの上にあるよ。
※こちらの方が自然です。
なぜなら英語は「共通して知っている情報から順に話す」からです。
「共通認識の英語のノート」を”There is” の後に続けるのは違和感になります。
中学生の皆さんはThere is / areの後には、「既知情報は続けない」
と覚えておきましょう!
文法のお約束だからです。
ただし、There is / are の後に続く情報が「聞き手にとって知らない情報」である場合は日常会話上、この限りではありません。
There’s this boy who stole my heart.
なんて歌詞もあるよ。
“stole my heart”されたくらいなら、
いくら新情報でも
”a boy”にはしておけないよね。
Look, there is Yoyogi park over there.
見て!代々木公園が向こうにあるよ。
※固有名詞でも初めての情報であればこの様に使います。
Who joined the party?
誰がそのパーティーに参加したの?
There was Takeru, Lisa, Sara and Sho.
※この様に固有名詞でリストアップすることも実際にはあります。
※誰がパーティーに来ていたかは新情報ですね。
ただし、テストでは「文法のルールに」従って下さいね!
There is my book on the desk.
はNGだよ!
固有名詞、定冠詞(the) 指示代名詞(this など)所有格(my など)
はThere is / are の後に続けないよ。
My book is on the desk.
私の本は机の上にあります。
(となりますよ!)
There is are の使い方 まとめ
- There is / are ~は相手が知らない情報を「~がある、いる」と伝える構文
- 後ろに続く名詞が「単数、数えられない名詞」ならば「is」
- 複数名詞ならば「are」
- There is / are の後に既に、既知情報は続けない(文法ルール)
There are cookies in the jar.
その瓶の中にクッキーがあるよ。
Yeah, I love cookies.
イエーイ、クッキー大好き。
There is / are を学んでみました。
someとanyの使い方はこちら↓
それではまた。
See you.
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