セキセイインコのメスの性格、発情期、気を付けるべき病気について

白いセキセイインコ ライフ

我が家での「セキセイインコ飼育年数」はざっと9年になります。

今はセキセイインコのメスを一羽飼いしていますが、

かつては、オスとメスをつがいで飼っていました。

 

セキセイインコは可愛いくてとても飼いやすい反面、

ちょっとしたことで命を落としてしまう弱い生き物です。

特にメスは気をつけることが多い」と感じています。

 

この記事は、セキセイインコのメスを飼っている飼い主さんに、

知ってほしい事をまとめてみました。

 

セキセイインコのメスの性格、発情期、気を付けるべき病気について

セキセイインコのメスはあまり話しませんが、

性格がとっても可愛いですよね。

 

今回は「セキセイインコを飼うことになった」または、

メスのセキセイインコを飼っている

そんな方に「セキセイインコのメスの性格」と「気をつけること」をお伝えしていこうと思います。

 

オスのインコを飼っている方も是非お付き合いください。

 

セキセイインコのメス、性別の見分け方

セキセイインコの性別はろうまくの色 (鼻の色)で見分けます。

だとオス、(※種類によっては、青味がかったピンクがオス)ピンクベージュだとメスの若鳥です。

ただし、雛のうちは判別がとても難しいようです。

 

インコのオスを飼っておしゃべり上手にさせたいな!」と思っていたので、

 

この仔はオスですね」と言われたインコの雛を迎えたのですが、

メスだったんです。

でも多少日数が過ぎると「オスの鼻は均一なピンク

メスの鼻は穴の周りが少し白っぽくなる」そうです。

 

雛のうちに迎える方が飼い主によく懐く反面、性別を選んで購入するのは難しいようです。

 

セキセイインコメスの性格

セキセイインコのメスはとってもおとなしいです。

日中あまり鳴きません。

気分が乗ると覚えた人の言葉をずっと繰り返していますが、基本静かです。

インコのメスは人の言葉をあまり覚えないと言われていますが、

根気よく教えれば可愛い声で人の言葉を話します。

その話し方がまた可愛いのです。

(記事の最後に可愛い声で話す映像ありますので見てください)

 

オスと比較するととっても臆病です。

知らない人が来ると隠れたり、

見たこともない物体には過剰に反応してかごの中でパニックになり、

そんなに驚かなくても(汗)と申し訳なくなります。

そんな一面があるのに、気が強くなる時期があります。

発情期は特に、気に入らないことがあると嚙みついてくるので要注意です。

卵を産み温め、子育てをするという強さが必要なのは人間の女性と一緒なのでしょうね。

 

セキセイインコのメスは比較的クールです。

放鳥時は飼い主にべったりというよりは、

自分の好きな場所で好きなことをして遊んだり毛繕いをしています。

かといって、長時間お留守番をさせるとあからさまに拗ねているのが分かります。

飼い主にが帰宅すると、いつもはぴょんと籠の手前に来るのに、

長時間のお留守番の後は名前を呼んでも知らんぷり、無視をされます。

暫く何事もなかったかのように時間を過ごすとご機嫌ななめが治りますので、

遊んであげるようにしています。

小さい鳥なのにちゃんとに感情があるなんてびっくりですよね。

 

セキセイインコのメスにおしゃべりを教えた方法が気になる方はこちらを参照してくださいね。

セキセイインコのメスはおしゃべりする⁇ おしゃべりを覚えさせるコツ4選

 

セキセイインコのメスの発情期

十数年前にセキセイインコのオスとメスを1羽ずつ飼っていました。

つがいであるのにもかかわらず、

セキセイインコのメスが発情するのを見たことがありませんでした。

セキセイのオスは飼い主が大好きだったので、メスとはカップルになれなかったようです。

ですから、インコのメスの発情期に関して全く無知でした。

 

2年前の寒い秋晴れの日、新しく迎えたセキセイインコのメスの籠の床に1つの卵を見つけました。

なにこれ?卵?」と起こっている事実を疑いました。

一羽飼いでも卵を産むの?

 

知識のない飼い主を反省して、色々調べたのでした。

1羽飼いでも発情したら卵を持つこと、

そして産卵はインコにとってとても労力のいること、

命を落とす個体がいること、

むやみに発情させて卵を産むことは、控えさせないといけない事を知ったのでした。

振り返ると巣ごもりのような事を数日続けていたことを振り返り、反省しました。

 

インコのメス、発情時の様子

セキセイインコのメスの発情期は、

放鳥するときまって狭い籠の中カーテンのジャバラの中

雨の日に干していた靴下の中に潜り込んだり、

籠の底に敷いてあるキッチンペーパーをかじってゴソゴソしていたり、

巣作りを連想させる行為を続けます。

気が強くなり、作業を邪魔すると嚙みついてきます。

発情する相手や物に向かってお尻を高く上げるしゃちほこポーズを取り目が点になります。

糞が大きくなり、水分多めになります。

我が家の場合、飼い主の私が大好きなのでまとわりつき、呼び泣きが激しくなります。

 

メスのインコを発情させないためにすること

野生のインコは気温の高くなってくる春から夏にかけて発情期が訪れるそうです。

ちなみに我が家のセキセイインコが卵を産んだのは秋から冬に向かう気温が低い頃の話です。

野生のインコでは寒い季節での発情期はないそうで、

人に飼われているインコは一年中発情するそうなんです。

気を付けることは人に飼われているインコと野生のインコの違いに注目する必要があるようです。

 

日照時間を8時間程度にする

人に飼われていると人間の生活パターンでインコを飼育してしまいますが、

これが原因の一つになるそうです。

日が暮れたら野生の鳥はお休み時間になるように、

飼育しているインコをもカバーをかけて静かな場所に移動しましょう。

 

保温しすぎない

野生のインコは冬でも寒空で逞しく生きていますから、

本来保温は必要ないのかもしれません。

過度な保温は過保護になり、発情過多の原因にもなりますので、注意すべき点のようです。

ただし、ずっと温かい部屋で飼育されている場合

季節の変わり目で風邪をひくインコがいることも事実ですし、

2月の寒い時期、

保温器具なしで夜を過ごしたインコが朝瀕死になっていて

慌てて温め一命を取り留めた例などがありますので、

いままでの飼育環境を突然改めることはおすすめ出来ません。

徐々に様子を見て調節しましょう。

 

発情の対象物を取り除く

つがいで飼っている場合は、籠を別々にする必要があるでしょう。

放鳥時間をずらす置く場所の距離を取るなどの対策が必要です。

一羽飼いの場合、

発情の対象物は飼い主や、お気に入りのおもちゃやなど様々です。

対象物を取り除きましょう。

飼い主の場合、なかなか難しいですが、少し距離を置く必要があります。

 

ダイエットをさせる?

栄養の取り過ぎが発情の原因になるそうです。

餌の量は体重の10パーセントが理想とか、

ある日、籠の床にうずくまってなんだがいきんでいる様子を見て、もしや卵詰まり?

と慌てて病院に連れて行ったのですが、

ただの便秘でした。

でも驚くことに、発情が原因卵巣が大きくなっていて、

「総排泄膣から糞を上手く出せなくなっている」という事がわかり、

食べ過ぎによる栄養の取りすぎを防ぐために、

ダイエットを試みることになりました。

病院で「一日どの位食べているか」「体重を測ること」を進められ、

食事療法を試みる事になった経緯があります。

 

でも、実際、挫折をしました。

原因は忙しくてなかなかインコの体調管理に時間を費やすことが難しかったからです。

対処方法として、高カロリーなシードをなるべく控え、

いつもより多めの野菜を与えることにしました。

直ぐに効果はありませんでしたが、飼い主が気を付けることで

少しずつ体重が減っていきました。

 

多少のストレスを与える

いつもの飼育環境で敵に襲われる心配もなく、

食べたいときに食べて飲んでを繰り返している飼育インコは

野生のインコに比べストレスがないそうで、

その安穏な環境が発情を引き起こしているそうです。

たまには置き場所を変えたり人に預けたりすることが、

発情抑制に効果があるそうです。

我が家のインコは旅行好きの家族に飼われているので、

たまに動物病院やペットシッターさんに預けられることがあります。

動物病院に10日間くらい預けたときはさすがにストレスが多かったようで、

ちっちゃくなって帰ってきました。

動物病院なので、終始ワンちゃんネコちゃんの鳴き声におびえていたらしく、

獣医看護師さんによるとぶら下げてある鏡の後ろにずっと隠れていて出てこなかったそうです。

餌もあまり食べていなかったようで、体重をはかると10gも減っていて、

当時はセキセイの平均体重を8gも超えていた為、

ダイエットには効果あったのですが、

臆病なメスインコには辛い日々になってしまったようです。

限度の見極めはしてあげてくださいね。

 

インコのメスの病気

動物を飼うと避けられないのが病気ですよね。

個体によっては元気で病院とは無縁という動物もいることでしょうが、

万が一に備えて地域の動物病院を探しておくことをお勧めします。

特に鳥類を診てくれる先生は少ないので慌てない為に、

しっかりと調べておいてくださいね。

メスのインコを元気に長生きさせる為には、

やはり発情をさせない飼育環境が大事ということにつきるようです。

 

お腹が腫れる病気

セキセイインコの飼育環境が良いと、

一年中エストロジェンという卵胞ホルモンを出して、発情、産卵を繰り返してしまいます。

 

結果、卵巣や卵管などの病気をひきおこします。

 

「お腹がいつもより大きい⁇」

「もしや、卵詰まり?」

と病院に連れていき、レントゲンで診てもらったところ、

卵巣の腫れと言うことが分かりました。

これも発情が原因でした。

 

また、お腹に脂肪が蓄積し、

黄色く硬い皮膚で腹部にできる腫れ(キサントーマ)はセキセイのメスに多い病気です。

大きくなりすぎると手術が必要になります。

 

腫瘍関連の病気

腹部の色々な色調の液が溜まったり、卵巣に腫瘍が出来たりします。

我が家のセキセイインコが発情を繰り返していた時、

卵巣に腫瘍ができてしまい手術になった経緯があります。

白いセキセイなのですが、腹部に血が滲んでいて、病院に連れていくと、

腹部に出来た腫瘍に違和感を覚え自分でつついてしまったようでした。

その場で手術をするか迫られる事になったのですが、

このままにしておけば、悪くなるだけと言われ手術をきめました。

 

インコの手術

麻酔で眠らせ行うため、

そのまま亡くなるインコもいることを了承する必要がありました。

手術自体は15分程度で済むそうですが、

麻酔が覚めるまで時間がかかるため一度帰宅して、

2時間後に迎えに来るように言われました。

手術は無事に成功しましたが、インコは麻酔のためフラフラでした。

帰宅してからは眠り続け、2日後にやっと声を出して鳴くという状態で、

大変辛い経験となりました。

セキセイインコのメスに関しては、

飼い主が発情をコントロールできるか否かが病気に大きく作用しますので、

充分に気を付けて下さいね。

 

卵詰まり

卵が詰まって産卵できなくなってしまうことです。

原因としては主にカルシウム不足です。

卵の殻はカルシウムで出来ていますので、

カルシウムが不足しているとしっかりとした卵にならず、

変形したりすることが卵を詰まらせる原因になります。

また、ストレスや運動不足、栄養不足、発情過多と要因はさまざまです。

卵詰まりは生命の危機になるそうですので、

総排泄膣に卵が見えていて10分しても産めない時は至急動物病院に行くようにしてくださいね。

我が家のように便秘ということもありますが、

いきんでいて動かないようでしたら、様子を観察していてくださいね。

 

奇跡を起こした我が家のセキセイインコ

大空を舞い飼い主の元へ帰還

ある秋晴れの日、沢山の洗濯物を抱えてウッドデッキに出ようとした瞬間、

洗濯物を籠に引掛けてしまいました。

籠は凄い勢いで高さのある台から落ち、

パニックになったセキセイは羽をばたつかせ、

空いてしまった出口から大空に飛び出していってしまったんです。

その日は曇1つない青い空で、

我が家の真っ白なセキセイインコが青空に映えて小さくなっていく姿を啞然と見ていました。

 

インコにしてみても、屋外は初体験、

飛び出したは飛び出したけど、どうしてよいのか分からなかったようで、

家から見える範囲を右往左往して飛んでいました。

 

飼い主の私は必死でセキセイの名前を呼び続け、

発狂に近かったからか、ご近所さんも出てくる始末。

どれだけ時間が経ったか、もう姿は何処にも見えず飼い主には絶望的と思われたその時、

 

遠くで飼い主の姿を見つけたセキセイのメスは一目散にまっしぐら、

大空から飼い主の胸に飛び込んできたのでした。

 

どうやって捕まえたか覚えていませんが、

家に連れ戻した時は安堵でいっぱいでした。

普段から仲良しだったから、戻って来てくれたわけで、

大切にしていこうと決心した瞬間でした。

そんなこんなで我が家のセキセイインコと飼い主のスローなインコライフが成り立っています。

 

メスのインコの発情、病気は心配の原因になりますが、

穏やかで可愛いメスのインコは生活する上でよき相棒になってくれること間違いないです。

オスのつもりで迎えたメスのインコでしたが、

性格の可愛さに魅了されてしまいました。

我が家のメスのインコを例に、

皆さんのセキセイインコのメスがずっと元気でいてくれることを願って、

注意すべきことを書いてみました。

皆さんもセキセイインコのメスがいる暮らしを楽しんで下さいね。

 

最後にメスの「しらちゃん」が「ママちゃん」を探しているお喋り映像をどうぞ

 

それでは、また。  

See you.

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