セキセイインコの羽根切り(クリッピング)すべき?【私は反対派です】その理由。

セキセイインコ羽切り、クリッピング ライフ

セキセイインコを飼ってかれこれ8年位になります。

飼い始めたばかりの頃は、分からない事が多く今思えば「危険なことを気にせず行っていたな」と反省したりします。

セキセイインコの放鳥も、娘たちに任せたままで随分無責任だったかと思われます。

そんな状態でしたので、ある日1羽のインコの足をドアに挟んでしまいました。

そして、病院に連れて行ったとき初めて

獣医の先生より飼育されているインコは、「人と共存する為に羽根を切っている個体がいる」と言うことを知るのでした。

でも、我が家では羽根を切る選択をしませんでした。

娘たちが「飛べなくなるのは可哀想」と言ったからです。

私も同じように感じていました。

 

今、皆さんは選択に頭を悩ませていますか?

インコの羽根を切ることには賛否両論ありますが、これは全て人間側の両論ですね。

セキセイインコの中に羽根を切られて自由に飛べなくなる事を望む個体がいるとは思えません。(個人的には)

ということで、

羽根を切らない選択をしていただけたらなという思いで、この記事を書いています。

是非お付き合いください。

セキセイインコの羽根切り(クリッピング)すべき?

なぜ羽根をきるのか?賛成意見の言い分

  • 部屋の中でスピードを出し過ぎて壁や家具窓ガラスに激突する事があり、怪我をしたり、命落とす個体がいる為。
  • 事故で開けっ放しになっていた窓から外に飛び出してしまうことを避けるため。(逃げてしまった場合飼われていたインコが屋外で生き残ることは難しいため)
  • 高い所に飛んで行くので捕獲して籠に戻すのが困難。
  • 危ない所にいってしまう。(家具の裏側、キッチン内でのお鍋の中など、)
  • 手乗りにしたい、懐いてほしい。
  • ペットとして飼育されているのだから、飛ばない方が良い。
  • 飛行距離を短く、スピードを抑えるだけのクリッピング方法なら、鳥にストレスはないという考え。
  • ペットショップで管理しやすいため、元々切られている。(逃げられないようにするため)
  • 動物病院で怪我防止のため勧められる。
  • 骨折などしてしまい安静にしていないといけない。etc..

羽根は切らない! 反対意見の言い分

  • 鳥本来の性質(飛ぶことによって進化してきた)を奪ってはいけないという考え方。
  • 飛べないストレスで鬱状態になり、元気がなくなる。
  • 飛べないので運動不足になる。
  • 高さのある場所から落ちたら、上手く飛べなくなっている為より危険。(骨折、怪我のリスクが高まる)
  • 物が落ちてきたり危険が身に迫っても上手く回避出来ない。
  • 少し飛べる場合着地が上手く出来ず、胸を床に強く打つことがある。
  • 床を歩くので踏まれてしまう事故が多い。
  • 羽根は生え変わるのでその度に切る必要があり、人間不信から近寄らなくなる事がある。(手乗りにならなくなってしまう)
  • 羽根に血管が走っているため誤って切って出血させてしまうリスクがある。
  • 病気になりやすい。etc..

羽根を切らない選択をした我が家での放鳥時の決まり事

  • 放鳥時は放鳥させる部屋以外のドアは全て閉める。
  • 窓ガラスにはカーテンを閉める。
  • セキセイインコの害になるものは予めしまう。
  • 家族に放鳥する許可をとり、放鳥することを知らせる。
  • 時間に余裕があり、目を離さずに居られる時に放鳥する。
  • 長時間の放鳥はしない。

セキセイインコの飼い主さんは飼っているインコが可愛くて守りたくて羽を切るか切らないかで頭を悩ませているのだと思います。愛情ゆえに、

ただ、これを守るだけで大部分の悩みは解決するのではないかと思います。

しかし、充分に配慮していても、事故でインコが大空へ羽ばたいて行ってしまうことがあるかもしれません。

実は我が家でもありました。

参照記事

セキセイインコのメスの性格、発情期、気を付けるべき病気について

それでも無事帰ってこれたのは、自由に飛び回る鳥本来の力があったからだと信じています。

 

インコの羽根を切る選択をする前に

基本我が家のセキセイインコ達は具合が悪い時は、籠から出ません。

動物病院で羽根を切る選択を提案されたインコも数日間、自ら籠の中でじっとしていて怪我は治りました。

(インコは空を飛ぶ為に体重を軽くする必要があるため、骨は密ではなく空洞化していて骨折しやすいそうです。)

籠に戻ってくれなくて困っている場合、「おうち」を繰り返して籠に戻るよう声をかけたり、子供に接するように籠に戻らないといけないことを教えていく事ができます。

セキセイインコは人の感情や表現に敏感ですし、頭も良いので覚えてくれます。

初めは大変かも知れません。

外遊びや公園からなかなか帰ってくれない小さい子供と同じです。

楽しいから遊んでいたいのは仕方がありません。

でも訓練をすれば、籠に戻すことは簡単になります。

 

そして、「手乗りにしたい」「懐いてほしい」なら、なおさら羽根を切ったりしないほうが良いと思います。

我が家でセキセイインコの伸びてきた爪を切った日があります。

その日から2日間くらい全くおしゃべりしなくなり、切った飼い主に近寄らなくなり不信感をあらわにされた為それ以来、爪さえも切れなくなりました。(今では自分でくちばしを使って爪をきっています。)

羽根ならなおさらです。

大好きな飼い主に羽根を切られるような事があったら、かなりショックを受けてしまうのではないかと心配になります。

セキセイインコは群れで生きる動物です。

日頃からコミュニケーションを取っていれば自然に懐きますし羽根を切っていなくても、上手に飛べても、飼い主にべったりで「放鳥の意味あったかな?」という日もあります。

 

セキセイインコのみならず、インコの羽切り(クリッピング)には賛否両論があります。

どちらの情報も正しいように思えます。

それならば、先ずは切らない選択で一緒に暮らす方法を考えてあげて欲しいと思います。

きっと「切らなくて良かった」と思って頂けるはずです。

これからも可愛いセキセイインコとの豊かなライフを楽しんでいきましょう。

それでは、また。   See you.

 

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