仮定法と聞いて何をイメージしますか?
仮定法とは「現実ではない架空のこと」
If.. I would..
If.. I would have done..
If.. I were..
など、「時制が複雑でよくわからない、、」
と感じていませんか?
ただし、私達は仮定法を日本語において沢山使っています。
例えば「~なら~なのに」や、「~だったら~したのに」
のような。
仮定法とは現実と区別するために「過去の形式」を使います。
よって、聞き手は「仮に、、の話ね」と
理解することができます。
文法の授業としての「仮定法」という単元は高校生になってからですが、
実際に中学生も、would や if として仮定法にふれています。
仮定の話をしてみませんか?
中学生の為の英語ブログ第23回目は
wouldを使った仮定法です。
現実から少し離れた想像の世界を話してみましょう!
Let’s talk!
仮定法のwouldとは?想像してみよう!「~なら~なのにな」を。
先生、
仮定法って何?
仮定法とは「事実じゃない事や、有り得ないこと」(実際には起こり得ない架空のこと)を表現する言い方だよ。
- 現実ではない想像の話 [I would do..If I did/were]
- 有り得ない架空の話 [I would do..If I did/were]
- 現実ではない過去の想像 [I would have done..If I had done/been]
これらを表現する方法を説明します。
中学生の範囲を超えた部分は知るだけでOKです。
有り得ない話や想像の話、
話せたら楽しそうだね!
Let’s get started!
現実ではない、現在の想像にwould
先ずは、「~だったら~するのにな」
ってことある?
もしも、宿題がなかったら、テレビをみるのにな。
実際は宿題ががあって、テレビを見れないんだよね?
うん。
事実ではない想像だから、
「現実と違う話をしているんだよ」という意味で
過去形を使うんだ。
過去
I would watch TV if I didn’t have homework.
もしも宿題がなかったら、テレビをみるのにな。
※実際にはテレビを見る事は出来ないので、過去形を使っています。
I will watch TV if I don’t have homework.
宿題がなければテレビをみます。
現実と比較すると分かりやすいですね。
条件の if「もし~なら~なのに..」現在・過去・未来の可能性
(直説法、仮定法の比較記事)
たくさんの例文で慣れていきましょう!
ex:時間があれば朝ごはん食べるんだけどな。
I would eat breakfast if I had enough time.
ex:もしあなたが明日暇なら一緒に遊びにいくのにな。
We would hang out together if you were free tomorrow.
hang out : 遊びに行く
ex:もし犬を飼っていれば散歩させるのにな。
If I had a dog, I would walk the dog.
※Ifを前に出すとこうなります。
ex:もし君が同じゲームを持っていたら一緒に遊ぶのにな。
If you had the same game, we’d play together.
※wouldはたいてい省略されます。
ex:部活がなかったら、もっと勉強するのにな。
I’d study more if we didn’t have club activities.
club activities: 部活
「~出来る」という可能性を話している場合、
wouldをcouldに入れ替えることも出来ますよ。
ここまでのセンテンスは全て入れ替えることが出来ますね。
※「~かもしれない」という意味の場合はmightが使えます。
ex:掃除機ロボットがあったらいいな。
It would be nice to have a robot vacuum cleaner.
※It would be nice to~「~だといいな」の仮定法
ex:もしあなたが、今宿題をするならいいんだけどな。
It would be nice if you did your homework now.
※It would be nice if ~「もし~ならいいな」
有り得ない架空
「絶対に有り得ない架空の事」を話す時もwouldを使います。
例題を見て行きましょう!
ex:もし宝くじで100万円当たったらどうする?
If you won 1milion yen in the lottery, what would you do?
lottery:宝くじ
win the lottery:宝くじに当たる
win-won
ex:大きな家を買うでしょう。
I would buy a big house.
ex:何処に住む?
Where would you live?
ex:オーストラリアかな。
I’d live in Australia.
ex:もし宇宙人に会えるとしたら、何を話す?
If you met aliens what would you talk?
架空の話は楽しいですね。
次は過去の出来事に対して、「~したのに、、、」という想像を英語で話してみましょう!
Keep on going!
現実ではない過去の想像にwould + have + 過去分詞
過去の事実とは違うことを話す時、
would+動詞を
would + have + 過去分詞の形にします。
ex: would study「勉強するのにな」⇒would have studied「勉強したのにな」
「過去の事実と違うこと」を表現するために完了形(大過去)にします。
先ずは「過去の仮定」の言い方に慣れるために
「~したのに」のみ話してみよう!
ex:引っ越し手伝ってあげたのに。
I would have helped your moving.
help-helped-helped
ex:英語を教えてあげたのに。
I would have taught you English.
teach-taught-taught
ex:お弁当を作ってあげたのに。
I would have made your box lunch.
make-made-made
※lunch box:お弁当箱 ※box lunch:お弁当 ※Japanese bento:お弁当
ex:駅に迎えに行ったのに。
I would have picked you up at the station.
pick up- picked up- picked up
I should have studied harder for the regular test.
一生懸命テスト勉強すべきだったな。
should have done(過去分詞)で「~すべきだった」という過去の後悔です。
※would/should/might have doneは同じように使います。
このように、
助動詞のwould +have + 過去分詞で「~したのに」
と「過去にしなかった残念な後悔」を表すことが出来ます。
中学生が習う範囲で文章を完結させるよ!
I would have helped your moving, but you didn’t tell me.
引っ越しを手伝ってあげたのに、言ってくれなかったから。
moving:引っ越し
※ I would have helped your moving if you had told me.(高校生で習う仮定法過去完了)
もしあなたが言ってくれたら、引っ越しを手伝ってあげたのに。
I‘d have taught you English, but you didn’t ask me.
英語を教えてあげたのに。聞いてくれなかったから。
※ I’d have taught you English if you had asked me.(仮定法過去完了)
もしあなたが聞いてくれれば、英語を教えてあげたのに。
I‘d have made your box lunch, but I didn’t know.
あなたのお弁当作ってあげたのに。知らなかったから。
※ I‘d have made your box lunch if I had known.(仮定法過去完了)
知っていればあなたのお弁当作ってあげたのに。
I‘d have picked you up at the station, but you didn’t tell me.
駅にあなたを迎えにいったのに。あなたが言わなかったから。
※I‘d have picked you up if you had told me.(仮定法過去完了)
あなたが言ってくれれば、駅に迎えにいったのに。
はい、ここまでです!
どうでしたか?
中学生で習う文法の範囲で仮定法に触れてみました。
※はスキップしていいですよ!
難しく感じたかもしれませんが、普通です。
皆、たぶん苦手です。( ´∀` )
でも、「英語を話す」という事においては中学生、高校生の仕切りはないですよ。
どんどん知識を吸収して
臆せず話して下さいね!
I wish から始まる仮定法はこちら↓
【I wish】で作る仮定法!I wish I were a bird.
それではまた。
See you.
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