未来進行形の使い方【5選】「~しているだろう・する事になっている」

未来進行形 使い方 教育(英語)

未来進行形は未来のある時点で「~している動作」を表す時に使います。

未来のwill+進行形[be ..ing]の形で表現します。

 

明日は祖父母の家に滞在しているでしょう。

I will be staying my grandparents’ house tomorrow.

 

tomorrowのような未来の時制と合わせて使うことが多いでしょう。

文章にすることはそれ程難しくない未来進行形ですが、

どうして「未来進行形にしているのか?」

と深く考えた事はないですか?

 

<span class="bold">意志未来</span><br>
意志未来

明日は祖父母の家に滞在します。

I will stay at my grandparents’ house tomorrow.

<span class="bold">未来を表す</span><br><span class="bold">be going to..</span>
未来を表す
be going to..

明日は祖父母の家に滞在するつもりです。

I am going to stay at my grandparents’ house tomorrow.

<span class="bold">決まっている未来を表す</span><br><span class="bold">現在進行形</span>
決まっている未来を表す
現在進行形

明日は祖父母の家に滞在します。

I am staying at my grandparents’ house tomorrow.

この様に未来の表現がある中で、

「未来進行形を使う必要のあるシチュエーションってどんな時なの?」

「どんな意味があるの?」

と気になったことってないですか?

 

お客様のお部屋は321となっております。

You’ll be staying in Room 321.

ホテルなどでの接客はこの様に未来進行形が好まれます。

「なぜ?」

と気になりませんか?

 

この記事で、未来進行形の使い方と、隠された意味を説明していきます。

 

それでは、高校生からそれ以上の皆さん、

Let’s get started!

 

未来進行形の使い方「~しているだろう・する事になっている」

未来進行形の使い方

未来進行形には大きく分けて2の使い方があります。

  1. 未来に進行中であろうことを話す
  2. 未来に「~すること」が決まっている動作を話す

 

ex:1

明日は祖父母の家に滞在しているでしょう。

I will be staying my grandparents’ house tomorrow.

1未来進行形~しているだろう」はとてもシンプルです。

意志未来の [will] には「話者の意志」が入っていたり、

be going to..や現在進行形には「予定」のようなニュアンスがあるなか、

単純に「未来に行われているだろう動作を想像している」状態です。

 

 

ex:2

お客様のお部屋は321となっております。

You’ll be staying in Room 321.

2進行形は「~することになっている」という意味です。

このように使われる未来進行形に意志はありません

 

これが、未来進行形のもう一つの特徴です。

「意志」から距離をとっているので、丁寧な響きになります。

接客業で使われることが多いでしょう。 

 

では、使い方を詳しく説明します。

以下の順番で確認していきましょう。

  • (未来に)~しているでしょう。
  • (未来に)~することになっている
  • 相手の予定を尋ねる丁寧な表現(未来進行形に隠された意図)
  • 未来進行形でルーティンを表現
  • 状態動詞は進行形に使わない

 

「未来に~しているでしょう」に未来進行形

それでは、未来のある時に「~しているでしょう」

の未来進行形を使っていきましょう!

 

今日の夜8時に電話してもいい?

Can I call you at 8 o’clock tonight?

ごめんね、その時間あたりに私たちは夕食を食べているでしょう。

Sorry, we‘ll be having dinner around that time.

※未来の継続した動作の想像

  • we’ll : we will の短縮形

 

ねえ、聞いた? 祐介が来年留学するんだって。

Did you hear?

Yusuke’s going to study abroad next year.

  • study abroad: 留学する

 

二年後、彼は英語をペラペラ話しているだろうな。

In two years, he‘ll be speaking English fluently.

※話している様子を想像している(動作にフォーカスしている)

  • fluently (フルーエントリ):流暢に

 

明日の今頃は家族で旅行しているでしょう。

I’ll be traveling with my family at this time tomorrow.

※旅行は時間に幅のある動作の継続

 

未来を表す時点

  • this time next week: 来週の今頃
  • on Friday evening: 金曜日の夕方
  • in an hour: 1時間後
  • by then: その時までに
  • later this year: 今年後半に etc..

 

 

未来に「~している」動作を想像して話す。

これが未来進行形です。

 

 

「今~しているでしょう」の予測に未来進行形

」の事でも「~は今頃…しているでしょう

予測をする時にwill be ..ingを使うことが出来ます。

例題で確認しましょう!

 

今彼女に電話しない方がいいよ、彼女は夕食を食べているでしょう。

You shouldn’t call her now, she‘ll be having dinner.

 

今、九州では雨が降っているでしょう。

It will be raining in Kyushu now.

 

彼は今頃くしゃみをしているでしょう。

He will be sneezing by now.

  • by now:今頃

 

 

「~することになっている」に未来進行形

未来進行形は本人の意志」ではなく

都合上「~することになっている」動作を表します。

 

私は金曜日に授業を行います。

I‘ll be teaching Friday’s class.

 

午後4時に田中さんからあなたに電話があります。

Mr. Tanaka will be calling you at 4pm.

 

パーティーは5時に始まります。

The party will be starting at 5 o’clock.

 

この授業の後、校長先生からお話を伺います。

We‘ll be hearing from the principal after this class.

 

彼はは月曜日の朝会議に出席することになっていますか?

Will he be attending the meeting on Monday morning

否定文:He will not(won’t)be attending the meeting on Monday morning.

  • Yes, he will.
  • No, he will not.(won’t)

 

この様に「既に決まっている予定(動作)」を

未来進行形にする事を覚えておきましょう!

「意志」ではなく「都合上」というのがポイントです!

 

相手の予定を尋ねる丁寧な表現(未来進行形に隠された意図)

相手の予定を尋ねる時に、

未来進行形を使います。

先ずは2つのニュアンスの違いを確認してみましょう。

  • Will you …?
  • Will you be …ing?

 

いつ家に帰るの?

When will you leave for home?

  • leave for: ~に向かって場所を去る

 

いつ家に帰るの?(いつ家に帰る事になっているの?)

When will you be leaving for home?

未来進行形にする方が優しく聞こえます。

主語の意志とは関係のない「既に決まっている未来の動作」を聞いているからです。

おばあちゃんはあなたに帰って欲しいという要望や、

要求をしているわけではありません。

いつ帰る事になっているの?」いう「既に決まっている未来の動作」を尋ねています。

 

 

未来進行形は相手の予定を丁寧に聞くときに使われるんだけど、

何らかの「意図が隠れている事があるよ

例題を見てみましょう!

 

茉莉に明日会いますか?(会うことになっていますか?)

Will you be meeting Mari tomorrow?

 

うん、でも何で?

Yes, but why?

 

この本返してくれない?

Could you give this book back?

 

本を返すの頼みたいっていう意図があったんだ。

 

 

散歩に行くの?

Will you be going for a walk?

  • go for a walk:散歩に行く

 

うん、何で?

Yes, but why?

 

スーパーに寄って卵を買ってきてくれない?

Can you stop by at the supermarket and buy me some eggs?

  • stop by:立ち寄る 

 

卵を買ってきて欲しいという意図があったんだ。

 

 

未来進行形でルーティン(日課)を表現

未来進行形は今現在継続しているから、

当然未来も継続されるというニュアンスがあります。

 

明日の朝あなたは何をしますか?

What will you do tomorrow morning?

 

I‘ll run tomorrow morning.

明日の朝走っているでしょう。

※単純未来のwillの場合、1度の行動

 

I‘ll be running every morning.

僕は毎日走っています。

※未来進行形で継続している行動であることが表現できます。

 

あなたは放課後何をしますか?

What will you do after school?

 

いつものように放課後ギターの練習をしています。

As usual, I‘ll be practicing the guitar after school.

※日常の決まった行動であることを表現できます。

 

こんなニュアンスがあるんだ!

と覚えておくといいですよ。

 

状態動詞は進行形に使わない

進行形にはlike, know, belongのような

状態動詞を表す動詞」は使えません。

状態動詞

  • 思考・感情(know, understand, etc..)
  • 感覚・知覚(hear, sound, etc..)
  • 所有・存在(belong, own, be, etc..)

これら「状態を表す動詞は進行形にできません

 

詳しくはこちら↓

進行形に出来ない動詞(状態動詞)とは?種類に分けて説明します。

 

I will be belonging to the tennis team.

I will belong to the tennis team.

  • belong to: ~に所属する

進行形にできない動詞も合わせて

確認してみてくださいね!

 

 

未来進行形の使い方【まとめ】

それでは、未来進行形の使い方をまとめていきます!

  • (未来に)~しているでしょう。
  • (未来に)~することになっている
  • 相手の予定を尋ねる丁寧な表現(未来進行形に隠された意図)
  • 未来進行形でルーティン(日課)を表現
  • 状態動詞は進行形に使わない

未来に「~しているでしょう」(想像

明日の今頃は家族で旅行しているでしょう。

I’ll be traveling with my family at this time tomorrow.

 

未来に「~することになっている」

パーティーは5時に始まります。

The party will be starting at 5 o’clock.

 

相手の予定を尋ねる丁寧な表現

いつ家に帰るの?(いつ家に帰る事になっているの?)

When will you be leaving for home?

 

(未来進行形に隠された意図)

茉莉に明日会いますか?(会うことになっていますか?)

Will you be meeting Mari tomorrow?

 

未来進行形でルーティンを表現

いつものように放課後ギターの練習をしています。

As usual, I‘ll be practicing the guitar after school.

 

状態動詞は進行形に使わない

I will be belonging to the tennis team.

 

未来進行形の使い方を5つ確認してみました。

単純に未来に~しているであろう想像だけではなかったですね。

ニュアンスが分かった今、未来進行形の例文を見ると

「納得!」となるはずです。

 

学校でたくさん英語を話して下さいね!

【未来形willとbe going to ..】のニュアンスの違いを解説!

 

それではまた。

 

See you.

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました