人の感情表現を学んでいて、
「何かしっくりこない」となることはないですか?
I’m excited.
私はワクワクしています。
ed…
It’s boring.
それは退屈です。
ing….?
なんで受動態なの?
ingは現在進行形??
人の感情を表す場合は受動態!
物は-ingを使うんだって!
I’m happy
私は幸せです。
I’m hungry.
私はお腹が空きました。
これは受動態じゃないけど⁇
どういう事なんだろう?
この様な疑問を持っていたりしませんか?
今回は感情表現に使う「..ing/ ..ed」の形をした形容詞を学んでみましょう!
「なぜ?」という疑問が分かって
しっかりと感情を表現することが出来るようになりますよ!
中学生の為の英語ブログ第31回スタートです。
Let’s get started!
感情の形容詞はなぜ受動態?形容詞ing / 形容詞edの正体は?
感情を表す時は、
ex: I am happy.
のように主語+be動詞+形容詞の語順で
自分の気持ちを表現します。
ただし、
「感情や心理」を表現する形容詞の中には
「~させる」という意味の他動詞が、形を変えて「形容詞」になった単語があります。
ex: 分詞は動詞の一種ですが、形容詞として使われます。
他動詞(~させる) | 現在分詞(~させる) | 過去分詞(~させられる) 「~している」と訳すのが自然 |
excite ~を興奮させる | exciting 興奮させる | excited 興奮している |
bore ~を退屈させる | boring 退屈させる | bored 退屈している |
shock ~に衝撃を与える | shocking 衝撃を与える | shocked 衝撃をうけている |
surprise ~を驚かせる | surprising 驚くべき | surprised 驚いている |
「~させる」という意味を持つ他動詞が
「感情を表す形容詞」になっている例を確認していきましょう!
ex:
excite:~を興奮させる(他動詞)
この他動詞が変化して形容詞になったのが、
- exciting : 興奮させる
- excited : 興奮させられる
です。
exciteのような「~させる」の意味をもつ他動詞の場合
- 現在分詞 (-ingの形)は「~させる」
- 過去分詞 (-edの形)は「~させられる」(~させるの受け身は~させられる)
の意味になります。
そして、「形容詞の働き」をします。
I am exciting.
私は興奮させる状態です。
(私は興奮させています)
※be動詞は状態を表す動詞
- 私が誰かをワクワクさせているという状態
I am excited.
私は興奮させられた状態です
(私は興奮しています。)
- 自分がワクワクさせられているという状態
※日本語では不自然なので(カッコ内の文章 )のように訳します。
まだよくわからないけど、
間違えたらかっこ悪いね。
主に「物」が主語になる時は現在分詞(‐ing)
感情のある「人や動物」などが主語になる時は過去分詞(‐ed)
を使うことになるよ!
でも例題で取り上げたように、
「人」が主語でも現在分詞(‐ing)になる場合もあるんだ。
例文で詳しく見ていきましょう。
物が主語になる場合は現在分詞(-ing)
「物」が主語になる場合は「現在分詞(‐ing)」の形が後に続きます。
The movie was interesting.
その映画はおもしろかった。
- interesting (形容詞) : 興味を起こさせる、おもしろい
- 他動詞interest (~に興味を持たせる)
The movie/ was /interesting.
その映画は/状態でした/ 興味を持たせている
ってことなんだね。
The news is shocking.
そのニュースは衝撃的です。
- shocking (形容詞) : 衝撃的な
- 他動詞 shock (~に衝撃を起こさせる)
The TV program is boring.
そのテレビ番組はつまらない。
- boring (形容詞) : 退屈な
- 他動詞 bore (~を退屈させる)
The fly is annoying.
ハエがうるさいです。
- annoying (形容詞) : うるさい、迷惑な
- 他動詞 annoy (~をうるさがらせる)
人や動詞が主語になる場合は過去分詞(-ed)
「人や動物」が主語になる場合は過去分詞(-ed)が後に続きます。
I am disappointed.
私はがっかりしています。
- disappointed (形容詞) : がっかりした(失望させられる)
- 他動詞 disappoint (~を失望させる)
I /am /disappointed.
私は/状態です/がっかりさせられた。
「~させる」の意味をもつ他動詞が過去分詞の形になると、
「~させられた」になるんだね。
I was amazed.
私は驚きました。
- amazed (形容詞) : びっくりした(驚かさせられる)
- 他動詞 amaze(~を驚かせる)
She is confused.
彼女は混乱しています。
- confused (形容詞) : 混乱した(混乱させられる)
- 他動詞 confuse (~を混乱させる)
I’m happy, sad, hungry, angry. etc..
は、なんで受動表現にならないの?
これらは、もとから形容詞なんだ。
「~させる」の意味を持つ他動詞が、
形を変えて形容詞になったから、
受動の形になってるの。
The book excites me.
その本はワクワクさせる私を
このexciteは他動詞で、
「~を興奮させる」という意味だよ。
meを I に変えて主語にしたらどうなる?
I am excited by the book.
私は 状態です 興奮させられた その本によって
という受動態になるでしょ。
「他動詞のexcite」が「感情を表現する形容詞」になって、
受動表現になるのは、
そういうことだったんだね。
I got it!
人や動物が主語でも現在分詞(-ing)
人/動物+be動詞+現在分詞(‐ing)の形は、
自分が感じる「主語に対する感情」の説明です。
「主語」によって感情が引き出されています。
He is amusing.
彼は面白い
- amusing (形容詞) : 楽しい、面白い
- 他動詞 amuse(~を楽しませる)
※彼から得る自分の感情です。
I am boring.
僕は退屈させます。
(つまらないやつです。)
※この様に主語が自分でも、現在分詞を続け「自分のことを説明する事」が出来ます。
I am bored.
私は退屈です。
※過去分詞を続ける場合は、「自分の感情」となります。
Lions are frightening.
ライオンは怖いです。
- frightening (形容詞) : 恐ろしい
- 他動詞 frighten(~を怖がらせる)
※ライオンから受ける自分の感情
他、よく出る感情を表わす他動詞と変化した現在分詞・過去分詞(形容詞)
他によく出る感情の他動詞を表にしました。
さっと目を通してみてください。
他動詞(~させる) | 現在分詞(~させる) | 過去分詞(~させられる) 「~している」と訳すのが自然 |
astonish ~を驚かせる | astonishing びっくりさせる(驚くべき) | astonished 驚いている |
embarrass ~を当惑させる | embarrassing 当惑させる(恥ずかしい) | embarrassed 当惑している |
please ~を喜ばせる | pleasing 喜ばせる(満足な) | pleased 喜んでいる |
puzzle ~を困らせる | puzzling 困らせる(困難な) | puzzled 困っている |
refresh ~を爽やかにさせる | refreshing 爽やかにさせる(爽快な) | refreshed 爽やかである |
satisfy ~を満足させる | satisfying 満足させる(十分な) | satisfied 満足している |
tire ~を疲れさせる | tiring 疲れさせる(疲れる) | tired 疲れている |
感情の形容詞 (-ing/-ed)の【まとめ】
それでは、まとめていきます!
The movie was interesting.
その映画はおもしろかった。
主語
I am disappointed.
私はがっかりしています。
He is amusing.
彼は面白い
どうだったでしょうか?
これで間違って
「私はワクワクしています」を、
“I am exciting.“
とは言わなくなるね。
I am excited.
が正解だよ!
学校で沢山話してくださいね。
それではまた。
See you.
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