こんにちは。
私は双子の母です。
双子を育てていると、
「性格って全然違うの?」とよく聞かれます。
娘たちに聞いても、
「双子なのに性格全然違うんだね。」と言われるそうです。
「実際はどうなの?」
「双子でも性格は違います。」
同じ遺伝子を持っているはず?なのに、全然違う個人です。
「遺伝と環境が、人間の発達にどんな影響を及ぼすか」
ということを研究している大学や研究室がありますね。
同じ遺伝子、同じ環境下で育った双子は、
性格や考え方、IQなどが「強く類似」するそうです。
でも、、
同じ遺伝子、ある程度同じ環境で育った我が家の双子は、
全く異なった「違う性格」になっています。
違っていいと思うんです。
違う個人なんですから、、
双子の性格が違うのは親の育て方に影響される⁈
我が家の場合、
「親の育て方云々」の前に「生まれ持った性格の違い」を認識していました。
例えば長女は「抱っこしていないと寝ない」臆病な赤ちゃんで、
かたや次女は「お腹がいっぱいになればスヤスヤ」と寝てくれました。
その後も、長女は何処に連れていっても泣いていることが多く、
臆病なまま成長していきました。
大学生になると「世界を見たい」と旅行に行き出す次女を横目に、
「日本が安心」と温泉旅行にいく長女。
というように、赤ちゃんの頃の性格のまま成長し、
本質はあまり変わりませんでした。
同じ遺伝子を持っている双子でも、
持って生まれてくる「性格の違い」がありました。
同じ遺伝子を持っていても、性格は違うんです。
親は早いうちにこれを理解し比較することをやめなければなりません。
なぜなら、
(他人からの比較はともかく)
親が比較をしたり、優劣をつけたりすると、
自己肯定感が低くなってしまうことがあるからです。
自己肯定感の低さは「性格形成」に大きな影響を与えます。
親の育て方が「双子の性格に影響を与える」としたら、まさにこの点です。
その子なりの個性を認めて、一人一人に良い形で
接していく必要があります。
この点は双子育児においてとても難しく、でもとても大切なことでした。
(※反省する事が山ほどあります、、、)
双子の性格が違うのは遺伝子が違うから?
私たちは父親、母親からほぼ半分ずつ遺伝子を受け継いでいるそうです。
見た目が父親そっくりでもです。
不思議ですね。
年齢を重ねると顔つきが変わって母親よりになったりもしますので、納得です。
性格も遺伝子レベルでは半分ずつ受取っています。
一卵性の双子の場合「同じ遺伝子を持った卵が分裂した」訳ですから、
同じ遺伝子を受け継いでいます。
二卵性の場合「兄弟が同時にお腹に宿る事と同じ」なので、
性格は当然違う、と想像できますね。
では、何故一卵性の双子でも性格は異なるのでしょう?
我が家の場合「基本的な性質」は似ています。
マイペースで、どちらかと言えば内向的な性格、前に出るタイプではありません。
食べ物の嗜好、好きなこと、趣味などは似ています。
これは遺伝子によるものなのでしょう。
IQはほぼ同じと感じています。
このように、遺伝子レベルでは「同じ性質を持っている」のでしょうが、
個人としては、やはり別人と感じている双子ママは多いと思います。
人の発達には、遺伝子だけでは説明がつかないことが双子研究で明らかになっています。
今のところ答えはなく、双子研究は続いています。
双子の性格が違うのは環境のせい?
幼い頃はいつも一緒。
同じものを食べて同じ時間に寝て起きて、生活パターンはほぼ同じ毎日を過ごしています。
しかし「関心の持ち方」や「友達」の違いなどによって、
影響されることや、環境が少しずつ異なっていきます。
異なる影響を受けて成長の度合いが変わるのは自然なことです。
我が家では二人の身長に4㎝の差があります。
二人並ぶと結構な差で双子よりも姉妹に見えます。
二人の身長差が出始めたのは中学に入学し、それぞれ違う部活に入ったころからでした。
長女は剣道部、次女はバレー部です。
どちらの背が伸びたでしょう?
想像どうり、バレー部に所属していた次女の背がどんどん伸びていきました。
同じ遺伝子を持っていても、
環境の違いで「身体的な発達に差が出る」ということが起こりました。
遺伝的に優れた要素があっても、
「環境を得られなければ、発揮することが出来ない」ということの証明でもあります。
当然性格に影響を与えるでしょう。
双子でも「環境が違えば性格に影響を与える」
当然といえば当然ですね。
運勢のバイオリズムは一緒?
これは我が家の双子に聞いてみました。
「良い時」「悪い時」はそれぞれ違うそうです。
占いだと、同じ日に生まれていたら一緒のはずなんですけどね。(笑)
これも複雑に絡み合う「環境が要因」なのかもしれないですね。
最後に
我が家の娘を含む双子の皆さんに伝えたい事があります。
双子で生まれてきても「あなたは貴方」
「自分らしさ」を大切にしてほしいと思います。
それではまた。
See you.
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