先生、
前回習った関係代名詞の前にコンマ(,)がある文章を
見つけたんだけど、
どんな意味があるの?
関係代名詞節は「先に出てきた名詞」が「どんな名詞なのか」を
説明しているよね。
ex:
The girl [ who is wearing a pink sweater ] is my sister.
ピンクのセーターを着ているあの女の子は私の妹です。
The girlだけだと、
「どの女の子?」ってなるでしょ?
だから、関係代名詞[who]を使って「どの女の子」なのかを説明しているよ。
whoのあとに続く説明 [関係代名詞節] によって
「ピンクのセーターを着ている子」ってわかるね。
だから、これは絶対に必要な情報!
※コンマのない [関係代名詞節] は省略出来ない。絶対に必要な情報だから。
一方、コンマ(,)+関係代名詞の形は、
もともと「どの子」ってわかっているよ。
下の文を見てね。
My sister, who is 10years old, likes pink sweater.
私の妹、彼女は10歳で、ピンクのセーターが好きです。
(10歳の妹はピンクのセーターが好きです。)
My sisterは「どの子?」を説明する必要がないよね?
「誰なのか」「何なのか」特定できている時は、
「コンマ(,)+関係代名詞」を使うよ!
コンマ(,)+関係代名詞は「前に出てきた名詞」に、
単に、情報を追加しています。
その情報がなかったとしても、
「誰?」「何?」がはっきりと分かっているのが特徴です。
My sister, who is 10years old, likes pink sweater.
私の妹、彼女は10歳で、ピンクのセーターが好きです。
(10歳の妹はピンクのセーターが好きです。)
My sister likes pink sweater.
私の妹はピンクのセーターが好きです。
,who後の情報が無くても、
「誰なのか」はっきりしているでしょ?
※コンマのある関係代名詞は省略しても「誰なのか」「何なのか」がわかる。
コンマ(,)+関係代名詞の使い方をもっと詳しく
説明するね。
中学生の為の英語ブログ第74回目は、
コンマのある関係代名詞でスタートです。
「英作文で差をつけよう!」
Let’s start!
コンマがある関係代名詞って⁈【,who ,which】を解説します!
コンマのない関係代名詞とコンマのある関係代名詞の
「呼び名」を紹介しておくね。
「限定用法」コンマなし
I’m reading a book [which I bought yesterday].
私は昨日買った本を読んでいます。
※[昨日買った]本は、「どんな本なのか」を限定(特定)しているので、
「関係代名詞の限定用法」と呼びます。
「非限定用法」コンマあり(継続用法とも呼ばれています)
This book, which I bought yesterday, was fun.
この本、昨日買った、は面白かった。
※「この本」は「どの本なのか」すでに分かっているので、
コンマ(,)で一度文章を終了した上で、情報を加えています。
これを「関係代名詞の非限定用法(継続用法)」と呼びます。
特定できる名詞、
固有名詞、指示代名詞(this, that, etc..)
は非限定用法(コンマあり)を使います。
「書くときに注意が必要です。」
- 限定用法、非限定用法(継続用法)の比較
- 非限定用法(継続用法)whichは句、節、文を先行詞にする
この順番で説明していきます。
限定用法、非限定用法(継続用法の)比較(先行詞・名詞)
関係代名詞 who(m) which で「2つの用法の違い」を比較してみましょう。
限定用法[who]
The boy who lives next door is a college student.
隣りに住んでいる男の子は大学生です。
- 「隣りに住んでいる」は「その男の子」を特定する為に必要な情報
非限定用法 [,who]
I have a grandmother, who lives in Australia.
私には祖母がいます。そしてその祖母はオーストラリアにすんでいます。
- 私には一人の祖母がいます。祖母は1人
- その後の,whoでさらに情報を付け加えている
- コンマ(,)で文章が一度終了している
- ,who以降は付け足し情報
限定用法 [who]
I have a grandmother who lives in Australia.
私には、オーストラリアにすんでいる祖母がいます。
- オーストラリアに住んでいる1人の祖母がいる
- 祖母は他にもいる可能性がある
限定用法 [which]
The building which is old and big is Tokyo station.
あの古くて大きな建物は東京駅です。
- 「古くて大きい」という情報は「あの建物」を特定する為に必要な情報
非限定用法[,which]
That is Tokyo station, which is so big and old.
あれが東京駅です、とても大きくて古いです。
- Tokyo stationは「1つで特定」されている(固有名詞)
- その後の ,which でさらに情報を付け加えている
- コンマ(,)で文章が一度終了している
- ,which以降を省略しても「何なのか」が明らか
口頭ではコンマ(,)で間をおくんだって。
日本語でも、「それからね、」って言うのまえに間をおくよね。
目的格として使われる非限定用法(コンマあり)は
省略することができないよ!
どういう事?
例えで教えて。
ex:制限用法(コンマなし)の場合
I’m reading a book which I bought yesterday.
私は昨日買った本を読んでいます。
I’m reading a book I bought yesterday.
私は昨日買った本を読んでいます。
このように(コンマなし)関係代名詞の目的格は省略可だったの
覚えているかな?
【関係代名詞】中学英語で問われる傾向と対策を分かりやすく解説!
ex:非限定用法(コンマあり)の場合
〇 Sarah talked about my friend, whom she met at the library.
× Sarah talked about my friend, she met at the library.
非限定用法(コンマあり)の目的格(,whom ,which)
は省略することができないので、覚えておいてね!
これも大事!
「コンマ(,)thatは使えない」んだって!
英作文で気を付けてね!
非限定用法 (継続用法)の which は句、節、文を先行詞にできる。
コンマあり(非限定用法),whichは
1つの名詞に情報を加えるだけではなく、
「句、節、文」を先行詞にして情報を加えることができるんだ。
※句(2語以上)/ 節(S Vがある文章)
ex:
I tried to solve the problem, which I found impossible.
私はその問題を解こうとしましたが、不可能だとわかりました。
※不定詞句が先行詞。(but)の意味を含んでいます。
He said he saw a UFO, which wasn’t true.
彼はUFOを見たと言ったけど、それは真実ではありませんでした。
※節に対して情報を加えています。(but)の意味を含んでいます。
Our class teacher gave us a lot of homework, which was really unfair.
担任の先生が僕たちに沢山の宿題を出しました、それ本当に不公平だよ。
※主節の文章全体に対して情報を加えています。(and)の意味を含んでいます。
,whoにこの用法はないよ!
コンマ(,)+関係代名詞の使い方【まとめ】
コンマあり関係代名詞の注意点をまとめています。
- 先行詞になる名詞が「特定されてる場合」は非制限用法の関係代名詞 [,who(m) ,which ]を使う
- 先行詞になる名詞に情報を加えている(特定されている為)
- ,whichは名詞(語)だけでなく句、節、文を先行詞にできる。
- 目的格でも ,whom ,whichは省略出来ない
- 非制限用法でthatは使えない(×,that)
- 口語では代わりにポーズ(間)をとる
固有名詞(人の名前、地名etc)
this that these, those..が先行詞になる時に、
「コンマありの関係代名詞」を使うようにすることから、
始めてみるよ!
どうだったでしょうか?
コンマありの関係代名詞が少しは使えるようになりそうでしょうか?
高校生で習う「関係代名詞の非制限用法」でしたが、
英作文で使えるようになると、
評価がグッと上がりますので、
頑張って使ってみてくださいね。
それではまた。
See you.
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