皆さんは「リトル・チャロ」をご存知でしょうか?
そうです、かつてNHKで放送されていた、可愛くて健気な子犬が主役の英語学習番組です。
残念ながら、今現在は再放送されていないのですが、たまたまYouTubeで見かけました。(※NHK公式ではないようですが、、)
懐かしく思い視聴してみたのですが、「さすがNHKの英語学習番組!」
日本人が英語を学習するために必要な要素が満載でした。
今回は、中・高生の皆さんが
「話せるようになる!」という視点から
この「リトル・チャロ」がお勧めな理由を5つ厳選してお伝えしたいと思います。
リトル・チャロで話す力を鍛えるよ!
【リトル・チャロ】で学習しよう!超おすすめな理由 5 選
リトル・チャロは「シリーズ 4 」までありますが、
先ずは、シリーズ 1 のおすすめ理由を説明をしていきますね。
<中高生が話せるようになる為に必要なおすすめポイント 5 選>
- 主人公の子犬「チャロ」の物語が面白く、夢中になれる
- 主に中学生で理解でできる語彙を使っているが、会話表現はネイティブのもの
- ナチュラルスピードよりも少し遅いことが、聞き取りや、シャドーイングに適している
- 1回5分間のショートストーリーなので、繰り返し聞くことに最適(※英語学習は繰り返しが最重要)
- NHKが日本人の英語学習用に考えて作られているので、効果が期待できる
この順番で詳しく説明していきます!
リトル・チャロおすすめ理由 1
- 主人公の子犬「チャロ」の物語が面白く、夢中になれる
この物語は「子犬のチャロ」が、飼い主の男の子(翔太)とそのお父さんと一緒に、訪れていたニューヨークから日本に帰る時、空港でなんらかのハプニングがありニューヨークの JFK 空港に取り残されてしまうシーンから始まります。
空港で迷子になっているチャロを捕まえようとする空港スタッフから逃げるために、ニューヨークの市街に飛び出すことでチャロの冒険が始まります。
チャロを待ち構えていた現実は厳しくも、「日本にいる、飼い主・翔太の元に絶対帰る!」というチャロの可愛くで健健気な姿に何度も心を動かされます。
また、出会った犬の仲間のキャラクターにも魅了され、夢中になってストーリーを追い、時には涙をして見続けてしまうストーリーなのです。
英語学習には楽しいと思える教材が不可欠です。
「継続」と「繰り返し」が欠かせないからです。
この「リトル・チャロ」は中学生、高校生だけでなく、子どもから大人まで楽しめるストーリーです!
是非英語学習の1つに取り入れて欲しい教材です。
リトル・チャロおすすめ理由 2
- 主に中学生で理解でできる語彙を使っているが、会話表現はネイティブのもの
言語を話せるようになるための教材に、難しい教材は不向きです。
ストーリーに出てくる単語の半分を辞書で調べなくては分からないといった教材はそれだけで、学習意欲が低下してしまうからです。
この「リトル・チャロ」は主に中学生で理解できる語彙を使っていながらも、会話表現はネイティブが日常で使っている自然な表現で構成されています。
すぐにでも使える表現が満載です。
話せないという問題は、知っている語彙やフレーズ、を「どの様に使えばいいかが分からない」という点が大きいはずです。
「リトル・チャロ」はその使い方を学ぶことができます。
また、ストーリーを追っているので「時制の使い方」がとても参考になります。
どんな時に過去形を使って、どんな時に現在完了形を使っているのか、未来はどう表現するのかなど、細かいニュアンスを拾い上げることも可能です。
また、ネイティブ特有の言い回し [ I’ve got to go. (行かなきゃ)etc..] が自然に身につきます。
そして、自然な会話表現をコツコツと習得していくことで、知らず知らずのうちに自分で「表現を入れ替えて使うこと」ができるようになってくるでしょう。
先ずは、簡単に言える会話表現をどんどん積み重ねていきましょう!
リトル・チャロおすすめ理由 3
- ナチュラルスピードよりも少し遅いことが、聞き取りや、シャドーイングに適している
「リトル・チャロ」の音声はネイティブが話す会話の速度に比べると、遅いなと感じることでしょう。
ただし、ナチュラルなスピードの音声を聞き取れるようになるためには、訓練が必要です。
初めは少しゆっくりな音声を聞いて、英語独特のリズムと抑揚に慣れる必要があります。
英語は、
- 子音が聞こえ辛い
- 単語と単語の音がリンキングして、全く別の音に聞こえる
と言う特徴があります。
これらに慣れることで、早い会話も聞き取れるようになっていきます。
- 英語でのサブタイトルを見ながら
- サブタイトルは見ないで
と自分のレベルに合わせて聞き取りの練習をするとよいでしょう。
話せるようになる為には、シャドーイングがお勧めです。(※シャドーイングとは英語の音声を聞いて後から追いかけること)
ただし、英語の音を追いかけるだけのシャドーイングでは、効果は半減です。
意味を頭の中でしっかり追っていく必要があります。
これによって英語の語順が体得出来るからです。
これが出来るようになると、英語を英語のまま考えて話をすることが出来るようになっていきます。
英語の語順が自然に体得出来るからです。
シャドーイングは英語を英語のまま理解する「英語脳の育成」に適しています。
そして、シャドーイングで「音を同じように発語することが出来る」ということは、「聞き取れる」ということにつながります。
よって、リスニングの力がUPすることは間違いありません。
リトル・チャロおすすめ理由 4
- 1回5分間のショートストーリーなので、繰り返し聞くことに最適(※英語学習は繰り返しが最重要)
語学を習得する際に一番必要なことって何だと思いますか?
それは「繰り返す」ということです。
「一度聞いて流して終わり」では、言語を習得することはできません。
皆さんは「洋楽」を聞きますか?
何度も何度も聞いているからこそ「歌詞のフレーズ」が自然に歌えるようになりますね。
英会話の表現も同じです。
何度も何度も聞く必要があります。
スラスラと言えない場合は、聞くことが足りていません。
何度も何度もきけば、流暢に発語することが出来るようになります!
この「リトル・チャロ」は5分間のショートストーリーなので「繰り返しを行う教材」に最適です!
初めはストーリーの進展が気になって全部みてしまうと思いますが、その後、好きな回を何度も見るといった使い方でもいいと思います。
そして感情に訴えるストーリーは、何度聞いても飽きないだけでなく、その都度記憶が強化されるので、会話を覚えるのにとても有効です。
会話表現をたくさん練習してね。
リトル・チャロおすすめ理由 5
- NHKが日本人の英語学習用に考えて作られているので、効果が期待できる
NKHの英語学習番組は100年の歴史があります。2021年に連続テレビ小説「カムカムエブリイバディ」でその様子を見た方も多いと思います。
NHKの講師人は「第二言語習得論」に精通した優秀な人材ばかりを揃えています。(※第二言語習得論とは、第二言語を学ぶ際に必要なノウハウを科学的に研究している学問)
私も講師をしていたので、第二言語習得論を学んでいますが、NKHの番組は、
日本人である私たちが、効率良く英語を学ぶ順番や方法、母語の影響を生かして学ぶ方法などを駆使して、番組が作成されていることが分かります。
「リトル・チャロ」だけでなくその他の英語学習番組やラジオ番組、インターネット、アプリを上手に活用して欲しいと思います。
【YouTube】ガイドライングリッシュさん提供 / リトル・チャロ
実際に少し見てみてね。
※サイトでは、日本語訳のスプリクトを見ることもできます。
動画を一時停止して、書いてみると更に勉強になります!単語学習になるだけでなく、
普段見過ごしがちな文法のルール(三人称単数のSや、冠詞など)を注意深く学習することができますよ!
※今現在、チャロのテキストを手に入れるのは難しくなっています。(中古で、アマゾンやメルカリで少し見られました)
リトル・チャロ 2 から 4 の概要
リトル・チャロは、シリーズ 4 まであります。
もっと活用してみたいなと思う方に紹介します。
- リトル・チャロ 2(ミドルワールド編)
リトル・チャロ2は、生と死の間にある「ミドルワールド」という世界から、飼い主・翔太を救い出すためにチャロの冒険がはじまるという、ちょっと不思議なストーリーです。
- リトル・チャロ 3(東北編)
ある晴れた日、飼い主・翔太と散歩をしている時、チャロはある出来事に遭遇し、不思議な世界に迷い込んでしまいます。
東北を舞台に、妖怪や伝説のクリーチャーとの出会いで、チャロの冒険を通じて、たくさんの学びがあります。
- リトル・チャロ 4(ニューヨーク編)
ストーリー1で出会った「ともこ」の依頼で、チャロは飼い主・翔太のお父さんと再びニューヨークに向かいます。
舞台は同じニューヨークですが、出演するキャラクターが新しく、ニューヨークらしいパワフルなストーリーが展開されていきます。
それぞれ個性的なストーリーで必見です!
リトル・チャロおすすめ理由【まとめ】
「リトル・チャロ」を教材としてお勧めする理由を5つ紹介してみました。
現在教材が不足していて、テキストなどは中古でしか手に入らないようですが、
YouTubeや、手書きのスクリプトなどで、頑張って学習してみてください。
もし、保護者の方で、お子さまに英語学習の教材をプレゼントされたいと考えている方には、こちらのDVDがお勧めです。
高価なものですが、一生を変えるプレゼントになるでしょう!
それではまた。
See you.
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