子ども英会話の講師をしていた時です。
先生、形容詞って何?
名詞を修飾する言葉だよ。
修飾って何?
副詞的用法?
なんじゃこりゃ
わけわかんねぇ、、
だからね、、
というように国語の授業になった日がありました。
それが、この「不定詞の用法」です。
実際に不定詞を使って話す時、用法を考えたりはしていないはずです。
ただ、テストに出るようなので、
簡単に見分ける方法を学習していきましょう。
中学生の為の英語ブログ第42回目
startです。
Let’s get started!
【不定詞の用法】名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法。見分け方のコツ
先ずは、例文で用法の違いを確認してみましょう!
名詞的用法
I like to play the piano.
私はピアノを弾くことが好きです。
to不定詞(to play)が「何が?」「何を?」の答えになっていたら、
名詞的用法です。
I like
私は好きです。
何が好きなの?
to play the piano.
ピアノを弾くことが好きです。
「ピアノを弾くこと」という答え、そして「~すること」は名詞ですね。
形容詞的用法
I want something to drink.
何か飲み物が欲しいです。
to 不定詞(to drink)が「どんな?」の答えになっていたら、
形容詞的用法です。
I want something
私は何か欲しいです
どんな何かが欲しいの?
to drink.
飲むための
「飲むための」「何か」が欲しいということですね。
to drinkが前のsomething(名詞)を後ろから説明しています。
名詞がどんなものなのかを詳しく説明するのが、
形容詞の役割です。
A white bird.
白い鳥は、
どんな鳥か説明している「白い」が形容詞だよね。
副詞的用法
I visited Osaka to see my grandparents.
祖父母に会うために大阪を訪れました。
to不定詞(to see)が「なぜ?」の答えになっていたら、
副詞的用法です。
I visited Osaka.
私は大阪を訪れました。
なぜ訪れたの?
to see my grandparents.
祖父母に会うために
「~するために」という理由は副詞的用法です。
- 「何を?」「何が?」の答えになっていたら、名詞(名詞的用法)
- 「どの様な?」という様子の答えになっていたら、形容詞(形容詞的用法)
- 「なぜ?」の答えになっていたら、副詞(副詞的用法)
何となく分かったよ。
先生、もう少し例文で確認させて!
OK, keep up!
不定詞・名詞的用法
「何が?」「何を?」の答えになっていたら、名詞的用法です。
答えは「~すること」になります。
例文で確認していきましょう!
I want to be a pianist in the future.
将来はピアニストになりたいです。
(私は欲します「何を?」ピアニストになることを)
I need to practice the piano.
私はピアノを練習する必要があります。
(私は必要です「何が?」ピアノの練習をすることが))
I try to practice the piano everyday.
毎日ピアノの練習をしています。
(私は試みています「何を?」毎日ピアノを練習することを)
「何を?」「何が?」の答えになっている。
「~すること」と訳される。
これが名詞的用法です。
動名詞も名詞的用法です。
比較はこちら↓
目的語は動名詞?不定詞?【動名詞と不定詞の使い分け】を解説!
不定詞・形容詞的用法
どんな様子かを説明するのが形容詞の役割です。
to不定詞が「どんな?」の答えになっていたら、形容詞(形容詞的用法)です。
例文を見ていきましょう。
It’s time to go home.
家に帰る時間です。
(時間です「どんな時間?」家に帰るための)
※時間という名詞をどんな時間なのかを後ろから説明しています。
名詞を説明(修飾)するのは形容詞!
I have a lot of homework to do.
たくさんの宿題があります。
(私はたくさんの宿題があります「どんな宿題?」するための)
※宿題という名詞をどんな宿題なのかを後ろから説明しています。
名詞を説明(修飾)するのは形容詞!
Osaka is a good place to visit.
大阪は訪れるのに良い場所です。
(大阪は良い場所です「どんな良い場所?」訪れるための)
※良い場所という名詞をどんな場所なのか後ろから説明しています。
名詞を説明(修飾)するのは形容詞!
to 不定詞の形容詞的用法は「後ろから前の名詞を説明」します。
最後は副詞的用法です。
Keep on going!
不定詞・副詞的用法
to 不定詞が「なぜ?」の答えになっていたら、
副詞の役割です。(副詞的用法)
「~するために」が答えになりますよ!
I’ll get up early tomorrow to go to Osaka.
明日、大阪に行くために早く起きます。
(明日早く起きます「なぜ?」大阪に行くために)
※なぜの理由「~のために」は副詞的用法
My mother went shopping to buy some gifts.
お母さんは贈り物を買うために買い物に行きました。
(お母さんは買い物に行きました「なぜ?」贈り物を買うために)
※なぜの理由「~のために」は副詞的用法
I will study Japanese hard to become a teacher.
私は先生になるために日本語を一生懸命勉強します。
(私は日本語を一生懸命勉強します「なぜ?」先生になるために)
※なぜの理由「~のために」は副詞的用法
3つの用法の違いが何となく理解出来たでしょうか?
例外はありますがこれで何となく3つの用法の違いを
分けることが出来るようになっているはずです。
不定詞の用法を見分けるコツのまとめ
それではまとめていきますね。
名詞的用法
- to不定詞が「何が?」「何を?」の答えになる
- 「~すること」は名詞
形容詞的用法
- to不定詞が「どんな?」という前の名詞を説明
- 必ず後ろから説明している
- 「~するための」との訳が多い
副詞的用法
- to不定詞が「なぜ?」の理由になる
- 「~するために」
もう一度、例文のおさらいです。
I need to practice the piano.
私はピアノを練習する必要があります。
(私は必要です「何が?」ピアノの練習が))
It’s time to go home.
家に帰る時間です。
(時間です「どんな時間?」家に帰るための)
I’ll get up early tomorrow to go to Osaka.
明日、大阪に行くために早く起きます。
(明日早く起きます「なぜ?」大阪に行くために)
どうでしたか?
用法難しいですよね。
少しは理解出来たでしょうか?
「不定詞を使って話す」という事を考えるとき、
先ず大事なことは「不定詞を使った文章の意味が理解できるか」です。
どんどん文章の例題に触れて声に出して読んでみてくださいね。
それではまた。
See you.
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