昔の同僚に「Christina」という女性の先生がいました。
彼女は“Just in case.”
と言いながら、天気の崩れそうなときは、
傘と靴下を持っていました。
I brought an umbrella just in case.
念のため、傘を持って来たんだ。
聞くところによると、仕事に行く途中豪雨にあって、
膝近くまで浸水した道を歩いたとか。
今日は「万が一起こるかもしれない未来」に備える言い方、
”in case”を学んでみましょう。
中学生の為の英語ブログ第33回目
“in case”でスタートです。
Let’s start!
「万が一に備えて」”in case” の使い方と時制を解説!
- in case :「~するといけないので~する」(接続詞)
- 全ての時制で使うことが出来る
- in caseを文末に置いて「念のため」(副詞)
- 後に名詞が続く時は「in case of 名詞」「~の場合は」
この様な性質を持っています。
確認していきましょう!
in case 接続詞
- in caseは、「~するといけないので、~する」という文章で使います。
- 接続詞としての役割で前後の文章をつないでいます。
雨が降るといけないので、
傘を持って行く
I’ll take an umbrella in case it rains.
傘を持っていきます。雨が降るといけないから。
文章の語順は「人がとる行動」+ in case +「起こるかもしれないこと」
現在、過去、未来時制の使い方
※「人がとる行動」はその時の時制に合わせます。
I set the alarm clock every night in case I oversleep.
寝坊するといけないので毎晩目覚ましをセットします。
oversleep: 寝坊する
I’ll check my belongings again in case I forget something.
何か忘れているといけないので、持ち物をもう一度確認します。
I’ll take some snacks with me in case I get hungry.
お腹すくといけないから、おやつも持って行こう。
I wrote down what I needed in case I forgot.
忘れるといけないので、必要な物を書いておいたんだ。
in caseの後は未来のことでも現在形
※「in case の後にくる文章」は未来のことでも現在形です。
Take some water in case you get thirsty.
のどが渇くといけないから、お水もって行きなさいよ。
※のどが乾くかもしれないのは未来、でも現在形
I ‘ll take some snacks with me in case I get hungry.
お腹すくといけないから、おやつも持って行こう。
※お腹が空くかもしれないのは未来、でも現在形
もう少し見てみましょう。
I’ll take a jacket with me in case It’s cold.
寒いといけないので、ジャケットを持っていきます。
※寒いかもしれないのは未来、でも現在形
I’ll leave my house early tomorrow in case I am late.
遅れるといけないので、明日は早く家を出るつもりです。
※遅れるかもしれないのは未来、でも現在形
※「未来の事でも現在進行形」を使う他の接続詞はここで確認出来ます。↓
In case I’m hungry, I’ll take some snacks with me.
お腹すくといけないから、おやつも持って行こう。
※In caseが前に出るときは、文の終わりに(,)コンマ
in case の後の時制
I brought an umbrella in case it rains.
雨が降るといけないので、傘を持って来たんだ。
※まだ雨が降っていない状態での会話
I brought an umbrella in case it rained.
雨が降るといけないので、傘を持って来たんだ。
※雨が降ってしまっている時の会話
I took an umbrella with me yesterday in case it rained.
雨が降るといけないので、昨日は傘を持って行ったんだ。
※過去の話
未来のことは現在形です!
I’ll take an umbrella with me in case it rains.
未来時制の場合イギリスでは”in case ”の後に”should”を続けます。
Take your umbrella with you in case it should rain.
のように。
両方覚えておいてくださいね。
in case 副詞
文末につけると「念のため」と簡単に文章を終わりに出来ます。
I always keep some medicines at home in case.
私は念のためいつも家に薬を置いています。
Let’s take one more jacket with us just in case.
念のためもう一枚ジャケットを持っていきましょう。
in case = just in case
just in case:念のため 万が一のため
in case of 名詞
名詞が続く場合には、in case of 名詞の形を取ります。
In case of an emergency, get in touch with me right away.
緊急の際には直ぐに僕と連絡を取って下さいね。
in case of ~:~の場合には
get in touch: 連絡を取る
if との比較
if と似ているので間違えやすいのですが、ニュアンスは違います。
比較した文章を見てみましょう!
I’ll go there soon if you need my help.
もし、私の手助けが必要なら直ぐそこに行きます。
I’ll go there soon in case you need my help.
私の助けが必要になるといけないので、直ぐそこに行きます。
If it’s hot tomorrow, I’ll take a hat with me.
もし、暑かったら帽子を持って行こう。
In case it’s hot, I’ll take a hat with me.
暑いといけないから、帽子を持って行こう。
if>in case 可能性
if に比べ、in case の方が可能性は低い
You should start our lessons in case I’m late.
私が万が一遅れたら、あなたがレッスンスタートしてね。
You should start our lessons if I’m late.
もし遅れたら、あなたがレッスンスタートしてね。
※in caseは「万が一」なので、「もし」より可能性は低いです。
in caseの使い方【まとめ】
- in case「~するといけないので~する」
- 「起こる可能性のある出来事や状況」に備えて「とる行動」を話す時に使う。
- in case の後は未来のことでも現在形
- 文末につけて、“just in case” 「念のため」
- in case of 名詞
In case I get hungry, I’ll take some snacks with me.
お腹すくといけないから、おやつも持って行こう。
は過去時制
I brought an umbrella in case it rained.
雨が降るといけないので、傘を持って来たんだ。
※雨が降っている状況
Let’s take one more jacket with us just in case.
念のためもう一枚ジャケットを持っていきましょう。
名詞
In case of an emergency, get in touch with me right away.
緊急の際には直ぐに僕と連絡を取って下さいね。
「takeとbringの使い方の違い」はここで確認できます。↓
takeとbringの違いと使い方。超シンプルな考え方を解説!
ここまでです。
どうでしたか?
「in case の使い方」に慣れたでしょうか?
時制が少し難しく感じたかもしれません。
「未来の出来事に備える時」に in caseを使ってみてくださいね。
注意点は
「未来のことでも in case の後は、現在形」です!
それではまた。
See you.
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