先生、「推量」の助動詞ってmay / might の「~かもしれない」
だけだと思っていたよ。
ほとんどの助動詞に「推量」の意味があるんだね。
高校生になると習うよね。
助動詞それぞれで、
可能性のパーセンテージが違うんだよね。
難しそう、、
先ずはどんな風に使うのか、日常会話の例文をみてみましょう!
その後詳しく説明していくね!
【推量の助動詞】可能性と確信度を解説します。
先ずは、日常でのやり取りをみてみましょう!
ex:
お母さん、あのケーキどこ?
Mom, where is that cake?
冷蔵庫に入っているよ。
It’s in the fridge.
探したけど見つからなかったよ。
I looked for it, but I couldn’t find it.
一つ残っているはずだよ。
There should be one left.
- should:「~のはずだ」
その後
一つ残っていたはずなのに、、
There should have been one left.
- should have 過去分詞:「~したはずだ」
お姉ちゃんが食べたかな?
Your sister might have eaten it.
- might have 過去分詞:「~したかもしれない」
そんなはずないよ。(彼女が食べたはずはないよ)
She couldn’t have eaten it.
彼女はダイエット中だから、、
She is on a diet now.
- couldn’t have 過去完了:「~したはずがない」
お父さんが食べた可能性があるな、、
My father could have eaten it.
- could have 過去分詞:「~したかもしれない」
お父さんに違いないよ。
It must be your father.
甘いものが大好きだから、、
He loves sweets.
- must :「~に違いない」
この様な「推測」をする時に、
「推量の助動詞」を使うよ!
過去の出来事を推量する、
「助動詞+have +過去分詞」の形もあるんだね。
step by stepで確認していくから大丈夫!
OK. Let’s start!
推量の助動詞とは?
推量とは、
- 「~かもしれない」
- 「たぶん~でしょう」
- 「~はありうる」
- 「~のはず」
- 「~に違いない」
などの「予想や可能性」を指しています。
これら助動詞の意味とだいたいの可能性を確認してみて下さい。
助動詞 | 意味 | 可能性 |
can could | 「~はありうる」 「~かもしれない」 | can > could 55% / 30~40% |
Can..? can’t / couldn’t | 「~なはずがある?」 「~のはずがない」 | 強い疑問 強い否定(0%に近い) |
may / might | 「~かもしれない」 | may > might 50% / 30~50% |
will / would | 「~でしょう」 | will > would 90% / 80% |
should / ought to | [~のはずだ」 | 話者は当然と思っている 75~80% |
must(必然性) must(軽い推測) | 「~に違いない」 | 強い確信(95%) 軽い推測(50%) |
「現在の推量」の使い方を例文で確認していきましょう!
can / could
ex: can「~はありうる」(55%)
6月に旅行に行くの?
Are you going on a trip in June?
梅雨だから、雨の可能性があるよ。
It can rain because of the rainy season.
※一般的に「ありうる可能性」にcan
ex: could「~かもしれない」(30~40%)
そうかも知れないね。
I think it could be.
※話し手が思っている可能性にcould
I can play the piano. I can go with you.
のような「能力の意味」で使われるcanの可能性は100%だよ!
混乱しないでね!
Can..? / can’t [couldn’t]
ex: Can..?「~なはずがある?」(強い疑問)
その話が本当なんて、ありうる?
Can the story be true?
ex: can’t [couldn’t]「~なはずがない」(0%に近い確信がある)
それは本当であるはずがないよ。
It can’t be true.
※can’t > couldn’t
may / might
翔どこ?
Where is Sho?
ex: may「~かもしれない」(50%)
彼はたぶん校庭にいるかもね。
He may be in the schoolyard.
ex: might「~かもしれない」(30~50%)
彼は音楽室かも知れないよ。
He might be in the music room.
実際にmay, might, could(30~40%)の可能性は「ほぼ同じ」と
考えて自由に使ってOKです!
少しややこしいんだけど、
この場合↓肯定文でcanは使わないよ!
- 一般的に「ありうる」こと。can〇:It can 〇rain because of the rainy season.
- 一度だけの「~かもしれない」can✖:He can✖ be in the schoolyard.⇒[〇may, might, could]
will / would(単純未来)
ex: will 「~でしょう」(90%以上。ある程度の確信がある)
彼女はもうすぐ帰ってくるでしょう。
She will be home soon.
ex: would「~でしょう」(80%。willよりもやや不確実)
彼女はもうすぐ家に帰ってくるでしょう。
She would be home soon.
「意志や約束」で使われる「意志未来」willの可能性は、
100%に近いです。
※I will call you later.(100%)I’ll have some tea please.(100%)
must
ex: must「~に違いない」強い確信 (95%)
彼は疲れているに違いない。
He must be tired.
根拠がある。(ex:朝から部活で夕方までサッカーの練習をしていた。etc..)
must「~に違いない」は軽い推測で使われることもあるよ!
ex:「~に違いない」軽い推測(50%)
冗談でしょ、、
You must be joking.
ex:
彼は寝ているに違いないよ。
He must be sleeping.
根拠があって確信度が高い時と、
軽い推測は「言い方」でわかるから心配ないよ!
should [ought to]
ex: should 「~のはずだ」(75~80%)
彼女は今ごろ京都にいるはずだよ。
She should be in Kyoto by now.
ex: ought to 「~のはずだ」(75~80%)
彼女はあさって戻るはずです。
She ought to be back the day after tomorrow.
- the day after tomorrow: あさって
過去の出来事を推量するには?
「過去の出来事」を推量する時は、
助動詞+have+過去分詞の形を取ります。
助動詞 | 意味 |
could have done | 「~したかもしれない」 「~だったかもしれない」 |
can’t have done couldn’t have done | 「~したはずがない」 「~だったはずがない」 |
may have done might have done | 「~したかもしれない」 「~だったかもしれない」 |
should have done ought to have done | 「~したはずだ」 |
must have done | 「~したに違いない」 「~だったに違いない」 |
可能性のパーセンテージは同じです。
例文をみてみましょう!
could have 過去分詞
過去の出来事の「可能性」を推測する時、
could have 過去分詞の形で、「~したかもしれない」を表現するよ。
ex: could have done「~したかもしれない」「~だったかもしれない」(30~40%)
その店にスマートフォンを忘れたかも知れない。
I could have left my smartphone in the shop.
※口語表現では could’ve left と短縮される
ex:
カフェにいた女の子はサラだったかもしれない。
The girl in the cafe could have been Sarah.
※can have 過去分詞の形は使わない
- can have been✖
- may have been〇
- might nave been〇(推量の may, might は推量のcouldと入れ替え可能)
can’t [couldn’t] have 過去分詞
ex: can’t have done「~したはずがない」「~だったはずがない」(0%に近い)
カフェにいた女の子がサラだったはずないよ。
The girl in the cafe can’t have been Sarah.
※可能性は0に近い、根拠がある。
彼女はいま京都にいるから。
She is in Kyoto now.
ex: couldn’t have done 「~したはずがない」「~だったはずがない」
カフェにいた女の子がサラだったはずないよ。
The girl in the cafe couldn’t have been Sarah.
- can’t have done>couldn’t have done
※口語表現では couldn’t’ve と短縮される。
could have done は推量の他にも、
後悔、非難を表現できます。↓
could have done(過去分詞)の使い方!【推量・後悔・非難】
may [might] have 過去分詞
ex: may have done「~したかもしれない」「~だったかもしれない」(50%)
どこかに落としちゃったのかもしれないね。
You may have dropped it somewhere.
※口語表現 may’ve
ex: might have done「~したかもしれない」「~だったかもしれない」(30~50%)
誰かが警察に届けたかも知れないよ。
Someone might have taken it to the police.
※口語表現 might’ve
should [ought to] have 過去分詞
ex: should [ought to] have done「~したはずだ」(75~80%)
彼女はもう家についているはずだよ。
She should [ought to] have arrived her home by now.
※口語表現 should’ve
ex: should [ought to] have done「~したはずだ」(75~80%)
彼女はもう家についているはずだったのに。
She should [ought to] have arrived her home by now.
※「~しているはずだったのに、、~していない」という意味もある。(過去の事実と反対の時)
後悔を表す「~すべきだった」という意味もあります。
詳しくはこちら↓
「~すべきだったなぁ。」を英語で何て言う?後悔を話してみよう!
must have 過去分詞
ex: must have done「~したに違いない」「~だったに違いない」(95%)
彼はそのニュースを聞いたに違いないよ。
He must have heard the news.
※口語表現 must’ve
助動詞の推量【まとめ】
では可能性の低い順から並べています
- The news isn’t true.「そのニュースは本当ではない」(本当の可能性0%)
- The news can not be true.「そのニュースは本当のはずがない」
- The news couldn’t be true.「そのニュースは本当のはずがない」
- The news could be true.「そのニュースは本当かもしれない」
- The news might be true.「そのニュースは本当かもしれない」
- The news may be true.「そのニュースは本当かもしれない」
- The news should be true.「そのニュースは本当のはずだ」
- The news would be true.「そのニュースは本当だろう」
- The news will be true.「そのニュースは本当だろう」
- The news must be true.「そのニュースは本当に違いない」
- The news is true.「そのニュースは本当だ」(本当の可能性100%)
過去の出来事の可能性を推量するときは、
助動詞+have+過去分詞の形でした。
- can’t have done「~したはずがない」「~だったはずがない」
- couldn’t have done「~したはずがない」「~だったはずがない」
- could have done「~したかもしれない」「~だったかもしれない」
- might have done「~したかもしれない」「~だったかもしれない」
- may have done「~したかもしれない」「~だったかもしれない」
- should have done「~したはずだ」
- ought to have done「~したはずだ」
- must have done「~したに違いない」「~だったに違いない」
これで、推量の助動詞の使い方と可能性の説明は終わりです。
どうだったでしょうか?
先生、would have 過去分詞の説明忘れてるよ!
would have 過去分詞は推量の意味を持たないんだ。
「~だったら、~したのに」という仮定の意味になるよ。
仮定法過去完了はこちら↓
仮定法のwouldとは?想像してみよう!「~なら~なのにな」を。
推量の助動詞を使ってたくさん話してくださいね!
それではまた。
See you.
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