Do you know the country where I was born?
あなたは私が生まれた場所を知っていますか?
Do you know the country which I visited?
あなたは私が訪れた国を知っていますか?
このように、the countryを説明している文章ですが、
the country where /which…
のように「違う関係詞」をとっていますね。
何で?
中学生の為の英語ブログですが、
whichとwhereの違いは英語学習者が必ずと言っていいほど、
つまずく点です。
難しい文法解説はなしで、
感覚的にどちらを選ぶのかを
解説してみようと思います。
中学生にも知って欲しいので、
中学生の為の英語ブログ第75回目は、
which? where?
でスタートです!
Let’s get started!
「どんな場所か?」を説明する関係詞は【which? where?】
結論から言うと、
whichは「名詞の役割」
whereは「副詞の役割」をしています!
- 名詞:「私」「本」「それ」等々で主語、目的語になる。
- 場所を表す副詞:where, there, here..「~(何処どこ)に、で、へ」
先ずは関係代名詞のwhichを復習してみよう!
whichが「名詞の役割」をしていることを確認してくださいね。
The twin pandas [which were born in June] have grown up.
6月に生まれた双子のパンダが大きくなりました。
- which はwere bornの主語なので主格(主語)
- which は twin pandas(双子のパンダ)のこと⇒「双子のパンダは名詞」
I ‘m reading a book which I bought yesterday.
私は昨日買った本を読んでいます。
- which I bought 私が買った物なので目的格(目的語)
- which は a book(本)のこと⇒「本は名詞」
関係代名詞のwhichは「主語」「目的語」の役割をする
「名詞」ということが確認できましたね。
whichは名詞の役割!
whereは副詞です。
中学生が習う「場所の副詞」は、
where,の他に there, here, home,を押さえておこう!
- there:そこに(で)(へ)
- here:ここに(で)(へ)
- home:家に(で)(へ)
※場所を表すこれら副詞には「前置詞」が含まれている
[〇go there. ✖go to there. / 〇come here. ✖come to here. / 〇go home. ✖go to home]
よって名詞の役割なら、which,
副詞の役割ならwhereになるという事を
しっかりと覚えてください!
そこでさっきの例題を確認してみましょう!
which? where?
Do you know the country where I was born?
あなたは私が生まれた場所を知っていますか?
where I was born.に注目してください。
whereは副詞だから「前置詞」を含んでいるよ。
I was born in the country. のこと
I was born there.のこと(そこで生まれました)
whereの後は「文章が完成している」のが特徴!
Do you know the country which I visited?
あなたは私が訪れた国を知っていますか?
which I visited.に注目してください。
このwhichは、名詞(目的語)
I visited the country. のこと(私はその国を訪れました)
次は問題を解きながら考えてみよう!
which? where? 問題を解いてみよう!
ex:1
This is the English conversation class ( ) I’m learning English.
これが僕が英語を習っている英会話教室です。
( ) I’m learning English.
I’m learning English there.
私はそこで英語を習っています。
だから where だと思います!
※where の代わりに「同じ副詞」 there をいれて考えると良いでしょう!
ビンゴ!
私は習っています「英語を」
目的語はすでにあるからね。
ex:2
There is a bookstore ( ) has a lot of comic books.
漫画がたくさんある本屋があります。
これは簡単!
( )はhasの主語だから名詞!
名詞だから which でしょ!
素晴らしい!
ex:3
Do you know the country ( ) I lived?
あなたは私が住んでいた国を知っていますか?
whichでしょ?
さっきと同じ形だから、、
下の文を見て!
同じだよ!
Do you know the country which I visited?
あなたは私が訪れた国を知っていますか?
残念!
答えは where なんだ。
もう一度文章を見てね。
Do you know the country ( ) I lived?
あなたは私が住んでいた国を知っていますか?
- 〇 I lived there. (私は住んでいた、そこに)※thereは前置詞を含んでいる
- ✖ I lived the country ⇒ 〇 I lived in the country.
which I lived. ってことは、
I lived the country になるよ。
これは間違い!
I lived in the country.
のように、
in が必要になるよ!
副詞 there には前置詞(ここではin)が含まれているんだ。
※liveは自動詞、目的語(the country)をとるためには前置詞(in)が必要
要するに in which = where
ってことなんだ!
ex:4
Do you know the country ( ) I lived in?
あなたは私が住んでいた国を知っていますか?
Do you know the country in ( ) I lived ?
あなたは私が住んでいた国を知っていますか?
この場合、前置詞 (in) があるから、
which が答えになるよ!
比較してみよう!
Do you know the country in (which ) I lived ?
あなたは私が住んでいた国を知っていますか?
Do you know the country (which ) I lived in?
あなたは私が住んでいた国を知っていますか?
Do you know the country (where) I lived?
あなたは私が住んでいた国を知っていますか?
3通りの言い方があります。
もう一問!
This is the school ( ) my grandfather built.
これは私の祖父が建てた学校です。
( )に入れてみたらどうかな?
my grandfather(主語)から始まっているから( )は
目的語~を(名詞)か副詞~に(there)だね。
my grandfather built the school.
私の祖父がその学校を建てました。
my grandfather built there.
私の祖父はそこに建てました。
文章に代入してみると分かりやすい!
the schoolは目的語で「学校を」
目的語だから名詞、よってwhichが答え!
みんな感覚でわかってきたみたいね!
関係詞which,と where.
名詞の役割ならwhich,
副詞の役割ならwhereと覚えておいてください!
※thereと置き換えて考えてみて下さい。
ネイティブの感覚
「主語になる関係詞はwhich」とわかりやすかったですが、
「副詞なのか」「目的格の関係代名詞なのか」を
見極めるのはすこし難しいですね。
ネイティブの感覚を紹介してみますね。
ex: stay at(stayは自動詞)
The hotel where I stayed was wonderful.
私が泊まったホテルは素晴らしかった。
彼らは、stay+at+名詞 (※自動詞は目的語をとるためには前置詞が必要)
という使い方が当たり前になっています。
前置詞(at)を含んだ関係副詞(where)を自然に選択しています。
※at which = where
The hotel which I stayed at was wonderful.
whichを選択した時は at を忘れずにつけます。
ネイティブの感覚です。
もう少し例題を見てみましょう!
ex: live in(liveは自動詞)
This is a map of the town where I live.
これは私が住んでいる街の地図です。
This is a map of the town which I live in.
これは私が住んでいる街の地図です。
ex: go to (goは自動詞)
This is the school where I used to go.
これは私がかつて通っていた学校です。
This is the school which I used to go to.
これは私がかつて通っていた学校です。
ex: approach (approachは他動詞)
This is the dog which I couldn’t approach.
これが僕が近づけなかった犬です。
※他動詞⇒which
approach「~に近づく」は前置詞を取らずに
すぐ目的語(名詞)を取ります。
※approachは他動詞 [ approach +名詞(目的語)]
ネイティブは感覚で分かっているので、
which(名詞の役割)を使います。
Do you know the country which I visited?
あなたは私が訪れた国を知っていますか?
※visitは他動詞⇒直接目的語をとる(which)
中学生の皆さんは stay at 名詞、 live in 名詞、 go to 名詞、
visit 名詞、approach 名詞
のように覚えてしまうといいですよ!
高校生で詳しくならう事にたくさん触れてしましましたが、
英語学習で必ず必要な知識なので、今のうちに知っておく方が、
いいと思います!
場所を表す関係詞 which? where?【まとめ】
それではまとめです!
- whichは名詞の役割(主語、目的語になる)
- whereは副詞、場所を表す副詞 thereと同じ働きをする「~で(に)(へ)」
- where=(前置詞+which)
This is the English conversation class where I’m learning English.
これが僕が英語を習っている英会話教室です。
※where=there (そこで)
There is a bookstore which has a lot of comic books.
漫画がたくさんある本屋があります。
※主語だから名詞⇒which
This is the school which my grandfather built.
これは私の祖父が建てた学校です。
※目的語(~を)だから名詞⇒which
どうでしたか?
先行詞が「場所」の時に使われる関係詞
which, と where.
「どっちを使うのか」これでクリアになったでしょうか?
高校生になったら、また復習しに来てくださいね。
それではまた。
See you.
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