元子ども英会話講師Keikoです。
say, tell, speak, talkには「話す」という意味がありますね。
決まった言い回しで区別することは出来ますが、
これらの正しい使い方を説明しようとして、
ふと、考えてしまうということがありました。
皆さんも同じように、感じていませんか?
今回は違いを認識して使い分けることが出来るように
Lessonをしてみたいと思います。
中学生の為の英語ブログ第52回
「say, tell, speak, talkの違いと使い方」でスタートです!
先ずは、使い分けている様子を
確認してみよう!
say
Can you say that again?
もう一度言っていただけますか?
tell
Can you tell me about the story?
その話について私に話してくれますか?
speak
Can you speak more slowly?
もっとゆっくり話してもらえますか?
talk
Can you talk with me?
私と話せますか?
こんな感じかな。
え?これら「4つの話す」を
ネイティブスピーカーは使い分けて使っているの?
難しそうだね、、
そうだね。
でも、これらの「単語の意味と違い」や、
「使い方」をクリアにしてしまえば、
迷うことなく使いこなせるようになるよ!
Step by stepで確認していくよ!
Let’s start!
【say tell speak talk】の違いは?語法の解説と使い方
これら4つの意味を簡単に確認してみるよ!
- say: 言う
- tell: 伝える
- speak: 話す
- talk: おしゃべりする
これらは後でもっと詳しく解説しますが大まかな意味は上のとうりです。
sayとtellは他動詞、(~をという目的語を取る動詞)
speakとtalkは主に自動詞として使われるので、
2つのグループに分けて、使い方の違いを確認していきますよ。
- say, tell, speak, talkの語法
- say vs tell
- speak vs talk
の順番に進めていきますね。
say, tell, speak, talkの語法
先ずは4つの単語の語法から見ていきましょう!
sayの語法
sayは基本他動詞として使われます。
他動詞は「目的語を取る動詞」です。
Hello.
She says ”Hello.”
彼女が「こんにちは」と言っています。
※この様に「誰かが話した言葉」が目的語になっています。
I am hungry.
お腹が空いています。
She said that she was hungry.
彼女はお腹が空いていると言った。
※that以下が目的語。
say-said
sayは、
この様に「誰かが言った事を伝える」
「直接話法、間接話法」が主な使い方となります。
直接話法、間接話法はこちら↓
sayは「人を目的語にすること」はしません。
人に何かを言う場合は、
say+ to +人 + that..の形を取ります。
I said to him that I was hungry.
彼にお腹が空いたと言いました。
tellの語法
tellは基本他動詞として使われます。
「伝える」という意味の tell は目的語を取ります。
I’ll tell you the truth.
僕はあなたに真実を伝えるよ。
I told you to clean your room.
部屋を掃除しなさいってあなたに言ったよ(伝えたよ)。
I told her that I had a dog.
僕は彼女に犬を飼っているって伝えたよ。
「人」に情報を伝えるという意味で使う時は、
tellの後に人を取ります。
She tells the same story again and again.
彼女は、同じ話しを何度も何度も言う。
目的語はこの様に「人」だけとは限りません。
speakの語法
speakは基本自動詞として使われます。
speak+前置詞+名詞の形を取ります。
- speak to 人:「人に話しかける」
- speak with 人:「人と話す」
- speak about 人/事柄:「人/事柄について話す」
名詞のspeechは「演説」
動詞のspeakには「話す」という意味の他に「演説する」という意味もあります。
他動詞として使われる時は、「言語」を目的語に取ります。
I speak English.
私は英語を話します。
※人を目的語に取ることはありません。
talkの語法
talkは基本自動詞として使われます。
talk+前置詞+名詞の形を取ります。
- talk to 人:「人に話しかける」
- talk with 人:「人と話す」
- talk about 人/事柄:「人/事柄について話す」
語法について確認したので、
次は実際に、
例文で比較しながら「違いのポイント」を抑えていきましょう!
say vs tell の違いと使い分け
これら二つの単語の主な意味は
sayは「言葉を言う」
tellは「伝える」です。
「人に~を言う(伝える)」場合はtell +人となります。
I said where I was going.
僕が何処に行くか言ったよ。
I told you where I was going.
僕が何処に行くか、あなたに言ったよ(伝えた)よ。
You didn’t say anything.
あなたは何も言わなかったよ。
You didn’t tell me anything.
あなたは私に何も言わなかった(伝えなかったよ)。
sayとtellはこの様に言い換えが出来るよ。
「誰かに何かを伝える」と意味で使う時はtellをチョイスしてね。
sayの使い方
say独特の使い方を例文で見ていきましょう!
The weather forecast said that it would be sunny tomorrow.
天気予報によると、明日晴れるでしょう。
The newspaper says that global warming is getting worse.
新聞によると、地球温暖化は悪化しています。
※天気予報、新聞、看板などの無生物を主語にした使い方です。
天気予報や、新聞が
「話す」って使い方にはビックリしたよ!
I said to you that I would call you later.
後であなたに電話するって言ったよ。
※saidの後にto+人で「人に~を言う」という使い方が出来ますが、
日常会話ではあまり使われません。
I told you that..を使う頻度の方が高いです。
tellの使い方
tellの使い方を例文で見ていきましょう!
Tell me the truth.
本当の事を教えてください。
Tell him I will join the party.
パーティーに参加すると彼に伝えて下さい。
Could you tell me how to get to the station?
駅への行き方を教えていただけますか?
この様に、「誰かに新しい情報を伝える、伝えてもらう」時には
tellを使用します。
この使い方がsayと違う所ですね!
speak vs talk の違いと使い分け
speak とtalkはほとんど言い換えができるよ!
でも少しニュアンスが違うんだ。
基本自動詞として使われるから、前置詞を伴うよ!
例文で確認していきましょう!
I need to speak to you.
あなたと話す必要があります。
speak to 人:人に話しかける
I need to talk to you.
あなたと話す必要があります。
talk to 人:人に話しかける
同じ意味だね、、
Can I speak with you?
あなたと話してもいいですか?
speak with 人:人と話す
Can I talk with you?
あなたと話してもいいですか?
talk with 人:人と話す
Let’s speak about global warming.
地球温暖化について話しましょう。
speak about 人/事柄:人/事柄について話す
Let’s talk about global warming.
地球温暖化について話しましょう。
talk about 人/事柄:人/事柄について話す
全部同じ意味だね、、
ニュアンスは違うの?
うん。
本当に小さいニュアンスの違いを説明するね。
speak | talk |
フォーマルな状況 | カジュアルな状況 |
重要に聞こえる | ナチュラルに聞こえる |
一方的に話しているイメージ | おしゃべり、会話をしているイメージ |
I need to speak to you.
あなたと話す必要があります。
※真面目にあなたに話があって、一方的に話す必要性を感じているニュアンスに聞こえます。
Can you speak about your experience studying abroad.
あなたの留学経験について話してもらえますか?
※皆の前で一人で話すイメージです。
I need to talk to you.
あなたと話す必要があります。
※カジュアルに話があるイメージです。
Can you talk about your experience studying abroad?
あなたの留学経験について話してもらえますか?
※クラスルームでグループになり、皆で意見交換をしているイメージです。
speak の使い方
speak を他動詞として使う場合があります。
それが「言語を話す」という時に使う「話す」です。
前にも触れましたが、
もう一度確認しておきましょう。
She speaks English fluently.
彼女は英語がペラペラです。
Do you speak French?
あなたはフランス語を話しますか?
How many languages do you speak?
何か国語を話しますか?
✖She talks English fluently.
言語を話すは speak です!talk と入れ替えは出来ません。
talkの使い方
talkを使って「言語を話す」という時は、
”talk in” を使います。
She talks in English and French.
彼女は、英語とフランス語を話します。
say tell speak talkの違いと使い方のまとめ
重要なポイントを復習していきましょう!
say
- 「言葉を言う、発する」
- 「誰かが~と言った」を表現する直接話法、間接話法で使われる
- 天気予報、ニュース、看板などの無生物を主語にして、S says (that)の形で使われる
tell
- 「誰かに新しい情報を伝える」
- 誰かが必要な時は、tell の後に人が来る
speak
- 「話す」フォーマルな状況
- 自動詞として使われる時は前置詞(to, with, about)+名詞の形をとる
- 他動詞として使われる時は言語が目的語(speak English)
talk
- 「話す・おしゃべりする」カジュアルな状況
- 自動詞として使われる時は前置詞(to, with, about)+名詞の形をとる
She said that she was hungry.
彼女はお腹が空いていると言った。
I told her that I had a dog.
僕は彼女に犬を飼っているって伝えたよ。
「誰かに伝える時」にはtellを使おう!
I need to speak to you.
あなたと話す必要があります。
※真面目にあなたに話があって、一方的に話す必要性を感じているニュアンスに聞こえます。
I need to talk to you.
あなたと話す必要があります。
※カジュアルに話があるイメージです。
フォーマルな状況かカジュアルな状況か、
真面目な響きかそうではないか、
一方的に話すイメージが強いのか、おしゃべりに近いのか。
そこで判断してみて下さいね。
どうでしたか?
say, tell, speak, talkの違いと使い方がクリアになったでしょうか?
何度か復習しに来て下さいね。
間違ってもOK!
学校でたくさん話してみて下さいね。
それではまた。
See you.
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