used to..とbe used to..は形が似ているのですが、
使い方は異なります。
その為、いざ使って話そうとすると混乱しがちです。
混乱しないために、
今回は文法の違いを確認してみたいと思います。
前回と前々回でused toとbe used toの使い方を解説していますので、
使い方はそちらで確認してみてください。
【used to ~】を使って昔の習慣を話そう!wouldとの比較も解説。
【be used to ~】を使って過去、現在、未来の習慣を話そう!
中学生の為の英語ブログ第16回目
used to.. be used to..の文法の違いでスタートです。
Let’s start!
【used to】と【be used to】の違いを文法で解説します。
ねぇ、先生、
used toとbe used toのレッスン受けたけど、
混乱したままだよ。
うん、
そんなもんだと思って
まるまる覚えたら?
覚えた時は納得するけどさ、
時間が経つと
あれ?
どっちがどっち?ってなるでしょ。
そうだよね。では一度
文法の違いを勉強してみる?
うん、よろしくね!
Let’s start!
used to~「(以前は)よく~したものだ」の文法解説
used to...の[used to]は助動詞なんだ。
used to..は、「以前はよく~したものだ」という意味だったね。
ex.
I used to play tennis.
私は以前よくテニスをしました。(今はしていない)
used toは「助動詞」だから、後に動詞の原形をとるよ。
I used to do/be.が基本の形。
助動詞って
will, can, may, shall, must, should,would,とかだけじゃないんだね。
2単語以上で助動詞の役割をする
よく知っている他の助動詞はhave toやhad betterかな。
全く同じ意味ではないけど、
have to と must
had betterと should
used to と would
は同じ使われ方をしているよね。
※ 忘れてしまったら、過去のLesson第12・13・14回を確認してくださいね。
だから、助動詞なんだね。
そう、
だから、「used toは助動詞」と先ずはしっかりと認識するよ!
used to…は「かつて(以前は)~していた」という意味を持つ助動詞です。
分かり易く同じ仲間の have to と比較しながら例題を確認していきましょう!
have to…も同じく「~しなければなりません」の意味を持つ助動詞です。
例題1.
~しなければならない
I have to work. /私はしなければなりません、仕事を。
私は働かなければなりません。
以前は~していた
I used to work. /私は以前~していました、仕事を。
私はかつて働いていました。
例題2.
I have to be a teacher. /私はならなければなりません、先生に。
私は先生にならなければなりません。
以前~という状態でした。
I used to be a teacher. /私は以前~でした、1人の先生。
私はかつて先生でした。
used to...をまるっと
「かつて~していた / かつて~だった。」って
覚えればいいんだね。
何となく分かって来たよ
じゃあ、次は
be used to…の文法を説明をしていくよ。
be used to…「~に慣れている」の文法解説
be used to..は「~に慣れている」という意味をもち、
後に名詞 / 動名詞をとるので、
be used to it / doingとなります。
文法を説明していきますね。
ここでのusedは「慣れている」という「形容詞」なんだ。
be 動詞+形容詞で文章作れる?
I am hungry.
お腹すいた。
かな。
そうそう、
usedは「慣れている」という形容詞で、
hungryと同じと思っていいよ。
他に代表選手の形容詞は
happy.
used は happy と同じ形容詞なのね。
形容詞
だから、
I’m used. / 私は慣れています。
I am hungry. / 私はお腹が空いています。
I am happy. / 私は幸せです。
ってことで先ずは納得できるかな?
be usedで慣れているなんだね。
じゃあ to は何者?
to は不定詞でしょ?
残念!
この to は「前置詞」なの。
そして、前置詞の後は名詞をとるという決まりがあるのね。
だから、be used to...の後は名詞 / 動名詞(doing)になっているでしょ。
そっか、不定詞のあとは動詞の原形だったね。
この to は前置詞なんだ、、
前置詞 toを使った例題教えて。
前置詞 to は「矢印」のイメージがあるよね。
go to..や face to face のような。
I go to school.は学校に向かっているイメージがわくでしょ。
矢印ね。
前置詞のtoが使われるのは、主に矢印のイメージが強いんだけど、
ここではちょっと違うんだ。
used のような形容詞から導かれてくる to 前置詞は、
「~に対して~である。」という意味で使われるのね。
分かりにくいから例題を見てみていこう!
I am used to cooking. / 私は慣れています、
料理することに対して
私は料理する事に慣れています。
I am used to getting up early. / 私は慣れています、
早く起きることに対して。
私は早起きに慣れています。
他の形容詞+to前置詞で文章作ってみるね!
Blueberries are good to the eyes.
ブルーベリーはいいです、目に対して。
He is kind to juniors.
彼は優しいです、後輩に対して。
すごい!
形容詞+前置詞toで「~に対して~である」
が理解出来ましたね。
分かったよ。
- be used to..の be は be動詞
- usedは「慣れている」という意味の形容詞
- toは「~に対して~である」の前置詞
なんだね。
まだ何となくだから、しっかりと復習するね。
used to… be used to…文法の違い【まとめ】
OK,ではまとめ!
used to do / be「以前はよく~したものだ / ~だった。」
- used toは助動詞、「以前はよく~した / ~だった」という意味
- 助動詞だから、後にくる動詞は原形(do/be)
be used to 「~に慣れている」
- be は be動詞
- usedは「慣れている」という形容詞
- to は前置詞、形容詞から導かれる to 前置詞は「~に対して~である」を意味する
どうでしたか?
文法の違いを理解したので、使いやすくなったのではと思います。
間違ってもいいんです。
どんどん使って話してみてくださいね。それではまた。
See you.
コメント