先生、関係代名詞が良く分からなくて。
「主格」とか「目的格」とか、
関係代名詞の「使われる位置」とか、
「省略できる、出来ない」等々
混乱するよね。
基本をしっかりと押さえれば、
関係代名詞を理解できるようになるよ!
1つづつ確認していこう。
中学生の為の英語ブログ第73回目は、
関係代名詞を理解しよう!でスタートです。
Let’s get started!
中学生で習う関係代名詞を分かりやすく解説!
関係代名詞って何?
例えば、
「しらちゃんはセキセイインコです。」
っていう文に、
「どんなセキセイインコ」なのかを説明する文を
くっ付ける役割をするものだよ。
who, which, that がつなぎ目の役割で、
「話に出てきた名詞」と「その名詞を説明する文章」
を結びつけるんだ。
Shira-chan is a budgerigar who can speak English well.
しらちゃんは、英語を上手に話すセキセイインコです。
(このようになります)
※ペットにwhoは後ほど説明します。
この順番で説明していくね。
- 関係代名詞の種類
- 関係代名詞が使われる場所
- 主格の関係代名詞の後の動詞の形
- 目的格関係代名詞の省略
関係代名詞の種類
中学生で習う関係代名詞の種類には、who(m), which, thatがあります。
※高校生はwhose, whatが加わります。
話の初めに出てきた名詞を詳しく説明する為に使います。
その名詞(先行詞)が何かによって、
who(m), which, thatを使い分けます。
下の表を見てください。
先行詞 格 | 人 | 物 | ペット | 動物 |
主格 | who [that] | which [that] | who [that] | which [that] |
目的格 | who(m) [that] | which [that] | who(m) [that] | which [that] |
所有格 ※(高校生) | whose (of which) | whose (of which) | whose (of which) | whose (of which) |
- 先行詞が人→関係代名詞はwho (whom) / that
- 先行詞が物→関係代名詞はwhich / that
- 先行詞がペット→関係代名詞はwho (whom) / that (※より個人のため)
- 先行詞が動物→関係代名詞はwhich / that
主格・関係代名詞の中で主語の働きをする
主格って何?
関係代名詞を含んだ文(関係代名詞節)の中で、関係代名詞が
「主語」の役割をするよ。
Shira-chan is a budgerigar who can speak English well.
しらちゃんは、英語を上手に話すセキセイインコです。
このwhoは、動詞(can speak)に対して主語の役割をしているでしょ?
だから、このwhoは主格。
先行詞はa budgerigarで動物だけど、
しらちゃんはペット。
そして主格だからwhoが使われているんだね。
目的格・関係代名詞の中で目的語の働きをする
目的格は?
関係代名詞を含んだ文の中で、関係代名詞が
「目的語」の役割をするよ。
I ‘m reading a book which I bought yesterday.
私は昨日買った本を読んでいます。
which I bought
に注目してね。
whichは動詞(bought)に対して目的語の働きをしているでしょ。
※which I bought.(私が買った物)
所有格・関係代名詞の中で所有の意味を表す
所有格は?
高校生で習うけど、ついでに学んじゃおう!
whose+名詞の形で、「~の」という意味の
所有を意味するときに使うよ。
I have a friend whose father is a doctor.
お父さんが医者である友達がいます。
※a friend ←her (his) father is a doctor.
ここでは先行詞は友達(人)だけど、先行詞が物でも、
所有格の関係代名詞はwhoseです!
次は関係代名詞が使われる場所を確認していきましょう!
関係代名詞が使われる場所
関係代名詞が難しく感じるのは、
「説明する名詞」が「主語」の時「目的語」の時があるからだと
思うんだよね。
それによって文章の作り方が変わるでしょ?
だから混乱するよね。
文章のつくりを確認してみましょう!
主語を説明する場合
The girl [ who is wearing a pink sweater ] is my sister.
ピンクのセーターを着ているあの女の子は私の妹です。
- 主語 The girl (人)を説明
- このwhoは 動詞 [is wearing] の主語なので主格
- 主語を説明しているから[関係代名詞節]までが主語
The people [who(m) I met in Japan] are nice.
私が日本で会った人達は親切です。
※whom I met :私が会った人
- 主語 The people(人)を説明
- このwho(m)は[ I met ]の目的語なので目的格
- 主語を説明しているので[関係代名詞節]までが主語
whomは口語ではほとんど使われないんだって。
The twin pandas [which were born in June] have grown up.
6月に生まれた双子のパンダが大きくなりました。
- 主語 The twin pandas (動物)を説明
- このwhichは動詞[was born]の主語なので主格
- 主語を説明しているので[関係代名詞節]までが主語
目的語や補語を説明する場合
I’m reading a book [which I bought yesterday].
私は昨日買った本を読んでいます。
※which I bought: 私が買った物
- 目的語 a book (物)を説明
- このwhichは [I bought] の目的語なので目的格
I have friends [who live in Australia].
私はオーストラリアに住んでいる友達がいます。
- 目的語 friends (人)を説明
- このwhoは動詞 [live] の主語なので主格
主語と目的語のどちらを説明するかで、
文章の作りが違うよ!
主語を説明する場合は、次の動詞までが主語になるよ!
比較してみよう!
The girl [ who is wearing a pink sweater ] is my sister.
ピンクのセーターを着ているあの女の子は私の妹です。
※主語を説明をているから isの前までが主語
I have friends [who live in Australia].
私はオーストラリアに住んでいる友達がいます。
※目的語(friends)を説明しているのでfriends who live in Australiaまでが目的語
主語を説明するパターンの文章の作り方が
やっと分かったよ!
関係代名詞は名詞の代わりをするから、
関係代名詞と呼ばれるよ。
ひとまとめで名詞(主語・目的語)になるんだよ!
主格の関係代名詞の後の動詞の形
次のことは重要だよ!
テストで気を付けてね。
I have a friend who lives in Russia.
私はロシアに住む友人がいます。
※先行詞 a friend が3人称単数なので、sが付きます。
I have friends who live in Australia.
私はオーストラリアに住んでいる友達がいます。
※先行詞 friends は複数だから、live
The twin pandas which were born in June have grown up.
6月に生まれた双子のパンダが大きくなりました。
※pandas複数だから、were
目的格関係代名詞の省略
目的格の関係代名詞は省略できます。
例文を見てください。
I’m reading a book which I bought yesterday.
私は昨日買った本を読んでいます。
I’m reading a book I bought yesterday.
私は昨日買った本を読んでいます。
The people who(m) I met in Japan are nice.
私が日本で会った人達は親切です。
The people I met in Japan are nice.
私が日本で会った人達は親切です。
並び替えの時に、
あれ?関係代名詞がない、、
となった時は目的格の関係代名詞が省略されているかどうか
考えてみてね。
※自動詞+前置詞の形の場合で、関係代名詞の前に前置詞が置かれている場合は省略出来ない。
ex: I take photos of the places to which I travel.
関係代名詞thatの用法
関係代名詞who(m), whichの代わりに
thatを使うことができます。
先行詞が人、物、人+物、主格、目的格関係なく
使うことができますが、
口語では、
that よりも who, which よりも that が好まれることを、
覚えてください。
※whichは非限定用法(コンマ、関係代名詞)でも使われる為
理由はこちら↓で解説
コンマがある関係代名詞って⁈【,who ,which】を解説します!
関係代名詞 中学英語【まとめ】
簡単にまとめています。
- 関係代名詞節は名詞を修飾(説明)
- 名詞のかたまりを作るから、関係代名詞と呼ばれる
- 名詞には主語になるもの、目的語になるものがある
- 主語になる場合、次の動詞までが主語(関係代名詞節)
- 主格の関係代名詞の後の動詞の形に気を付ける( a friend who lives..)
- 目的格の関係代名詞は省略できる。
関係代名詞分かってきたかな?
後は慣れるまで復習だね。
どうだったでしょうか?
中学生のモヤモヤがこれではれますように、、
学校で沢山話してくださいね。
それではまた。
See you.
「どんな場所か?」を説明する関係詞は 【which? where?】
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