「未来完了進行形」は未来のある時点まで、
「ずっと~し続けているでしょう」という出来事を話す時に使います。
未来完了進行形を使う「理由」は、
未来のある時点から、過去を振り返って、
ある動作が「どれだけ長く続いていたか」を強調したいからです。
もし明日雨ならば、一週間も雨が降っていることになるでしょう。
It will have been raining for a week if it rains tomorrow.
未来のある時点からの「継続の長さ」を強調する為に使われるのが、
「未来完了進行形」です。
続いている出来事は「過去」に始まった場合もあれば、
「現在」「未来」のこともあるよ!
そして「続いていた動作」は未来のある時点で
- 終了する
- その後も続く
ケースがあります。
特徴を確認していきましょう!
未来完了形の学習はこちら↓
未来完了形とは?未来のある時に完了していること!例文で解説。
いつ、どのように使う?【未来完了進行形】例文で解説します!
未来完了進行形の形を確認してみましょう。
- S will have been doing..(肯定文)
- S will not (won’t) have been doing..(否定文)
- Will S have been doing…?(疑問文)
- Yes, S will. / No, S will not.
未来完了形と同様に、
- 未来のある時点と一緒に使われる
- 「時や条件」を表す副詞節中では未来のことでも現在形になる
もし明日雨ならば、一週間も雨が降っていることになるでしょう。
It will have been raining for a week if it rains tomorrow.
- 未来のある時点:tomorrow
- 「条件」 if の後は未来のことでも現在形 (rains)
- 動作を表す動詞が進行形になる。(状態動詞は進行形にならない)
進行形に出来ない動詞(状態動詞)とは?種類に分けて説明します。
未来完了進行形は「動作がどれだけ長く続いたかを強調したい」ために使います。
よって、
- 動作を表す動詞が進行形になる
- 期間を表す語句(for)と一緒に使われる
例文を見ていきましょう!
未来完了進行形の例文
<未来完了進行形>
進行中である、あろう動作は、
未来のある時点、または次の出来事が起こる時点まで進行中です。
未来完了進行形・肯定文 例文
ex:
今日の部活が終了するとき、
僕たちは10時間もサッカーをしていることになるでしょう。
※部活が終了する時点で「サッカーをしている」は終了。
When today’s club activity is over,
we will have been playing soccer for 10 hours.
ex:
おばあちゃんの家に着くころには、
僕たちは6時間もドライブをしていることになるでしょう。
※おばあちゃんの家に着く時点で「ドライブしている」は終了。
By the time we get to my grandmother’s house,
we will have been driving for 6 hours.
ex:
8時に電話するね。
I will call you at 8 o’clock.
6時現在
勉強しよう。
I will study.
彼女が電話してくる頃には、2時間も勉強していることになるでしょう。
I‘ll have been studying for 2hours by the time she calls me.
※電話の後、勉強は続く可能性がある。
ex:
飛行機が遅れています。
My flight is delayed.
空港に着くときには、
彼らは何時間も私たちを待っていることになるでしょう。
※飛行機が付いた時点で「待っている」は終了。
They‘ll have been waiting for us for hours when we get to the airport.
ex:
新しいゲームを買うために貯金をしています。
I’m saving money to buy a new game.
今月の終わりには、3ヶ月もお金を貯めていることになるでしょう。
By the end of this month, I‘ll have been saving money for 3 months.
※貯金は今後も続く可能性あり。
【未来のことでも現在形!】whenと if を使いこなそう。
未来完了進行形・否定文 例文
ex:
来月で、僕の父は一年間も煙草を吸っていないことになるでしょう。
Next month, my father won’t have been smoking for one year.
ex:
今年末までに、僕の姉は1年間お肉を食べていないことになります。
By the end of this year, my sister won’t have been eating meat for one year.
未来完了進行形・疑問文 例文
ex:
もし明日雨ならば、一週間も雨が降ことになるでしょうか?
Will it have been raining for a week if it rains tomorrow?
はい、そうでしょう。
Yes, it will.
いいえ、違うでしょう。
No, it will not.
ex:
もし明日雨ならば、どのくらい雨が降っていることになるのでしょう?
How long will it have been raining if it rains tomorrow?
For a week.
状態動詞は進行形にしなくても「継続」を表す
be, know, like, work, liveなど状態を表す動詞は
進行形にしなくても、「継続」を表します。
ex:
私たちは今年の夏で、日本に5年間住んでいることになります。
We‘ll have lived in Japan for 5 years by this summer.
ex:
私の父は次の夏までに、日本の大学で5年間働いていることになります。
By next summer, My father will have worked at a Japanese university for 5years.
- work:勤務している(状態動詞)
- work:仕事をしている(動作動詞)
継続の意味を持つ動作動詞+期間(for)で「継続」を表す
動作動詞の中でも「一定期間行なう」という意味を
含んでいる場合、
それらの動詞は進行形にしなくても「継続」を表現します。
- study(勉強する)
- learn(習う)
- teach(教える)
- stay(滞在する)
- sleep(眠る)
- wait(待つ)
- rain(雨が降る)
- snow(雪が降る)
- play(競技する)etc..
これらの動詞+期間を表す語句で
どのくらい長く続いたを表示する事ができます。
ex:
8時までに彼女は2時間勉強したことになるでしょう。
<未来完了形+for>
By 8:00, she will have studied for 2 hours.
ex:
もし明日雨ならば、一週間も雨が降っていることになるでしょう。
<未来完了形+for>
もし明日雨ならば、一週間も雨が降っていることになるでしょう。
It‘ll have rained for a week if it rains tomorrow.
未来完了進行形は使わない?
未来完了進行形は日常会話ではあまり使われません。
- 「ずっと~している」という状態はそもそも状態動詞であることが多い
- 状態動詞は進行形にしない
- 動作動詞には、進行形にしなくとも継続の意味を持つ動詞がある
同じ意味を持つなら簡単な時制が好まれます。
よってより複雑な「未来完了進行形」は出番が少なくなります。
ただし、進行中の動作が、
「どれだけ長く続いていることになるか」長さを強調したいときは、
是非、「未来完了進行形」を使ってみてくださいね!
未来完了進行形の特徴【まとめ】
- 未来のある時点と一緒に使われる(または次の出来事)
- 未来のある時点まで動作は進行中(その後続いて行く場合もある)
- 未来のある時点までどのくらい続いているかという「長さ」を強調
- 期間を表す語句 forと一緒に使われる
皆も続けている何かが、
「どのくらい長く続いたことになる」か、
未来を想像して話してみてね。
Next month, I‘ll have been studying English for 2 years.
学校でたくさん話してくださいね。
それではまた。
See you.
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