元子ども英会話講師Keikoです。
英語を学んでいて「難しい」と感じる1つに
「数えられない名詞(不可算名詞)」
がありますね。
受け持っていた中学生のクラスでこんなことがありました。
お金(money)は「数えられない名詞」だから、
「単数扱いだよ!」
えー⁇
数えられるじゃん!
ほらね、10円、20円、、、
お金数えないで
なに数えるの?
この様に、「数えないとする名詞」の考え方に
日本人の私たちは戸惑う事ですが、
ここは割り切って「英語のルール」を学んでいきましょう!
中学生の為のブログ第59回目は
可算名詞(数えられる名詞)不可算名詞(数えられない名詞)
でスタートです。
Let’s get started!
【可算名詞、不可算名詞】とは?文法のルールと見分け方を解説!
可算名詞とは?
可算名詞とはその名の通り「数えることが出来る」名詞を指します。
ex:
- 人:boy, teacher, man, etc..
- 動物:dog, rabbit, lion, etc..
- 物:book, apple, picture, etc..
- 場所:park, restaurant, school, etc..
これらは数えることが出来ますね。
不可算名詞とは?
不可算名詞とは「数えることが出来ない」とされている名詞を指します
どんな名詞を数えないの?
英語では「数えない名詞」がたくさんあるから、
先ずは、イメージで捉えていくよ!
不可算名詞のイメージ
- 目に見えない物
- 切ったり、分けたりしても「その物自体が変わらない物」
- カテゴリーの総称
- 目に見えない物から説明するね。
目に見えない物とは「具体的なイメージがわかないもの」を指します。
ex:
- news (ニュース)
- information (情報)
- work (仕事)
- advice (アドバイス)
- happiness (幸せ)etc..
具体的なイメージがわかないので、
人それぞれ「異なった絵」を描くことになるでしょう。
- 切ったり、分けたりしても「その物自体変わらない物」とは?
ex:
- cheese (チーズ)
- water(水)
- sugar(砂糖)
- bread(パン)
- paper(紙)
分けても、切ってもその物自体変わらないですね!
- カテゴリーの総称とは?
ex:
- furniture (家具)
- time(時間)
- money(お金)
- clothes(洋服)
- baggage(鞄)
「複数の種類のまとめ」になっている名詞のことです。
机、椅子を「家具」コイン、紙幣を「お金」と呼びますね。
「机だけ」「コインだけ」なら数えることが出来る名詞になるよ!
辞書で調べることが出来るので調べてみてくださいね。
- 名詞に[C]のマーク:countable(数えられる名詞)
- 名詞に[U]のマーク:uncountable(数えられない名詞)
を意味しています。
可算名詞、不可算名詞の特徴
可算名詞の特徴
可算名詞(数えられる名詞)には、
単数形、複数形があります。
- 単数名詞 : apple, dog, man
- 複数名詞 : apples, dogs, men. etc..
不可算名詞の特徴
不可算名詞(数えられない名詞)なので、
すべて単数扱いとなります。
- 単数名詞 : cheese, sugar, water. etc..
可算名詞のルール
数えられる名詞でも1つ(単数)を表す時の決まりを
確認していくよ!
数えられる名詞「単数」
- 単数名詞それ自体では使えない
- 限定詞(a, an, the, this, that, my, his, etc..)を単数名詞の前に置く
ex: a dog, an apple, the book, that boy, his house. etc..
- 単数動詞(単数の名詞に対応する動詞)と一緒に使う
ex:
There is an apple on the table.
机の上にに1つのリンゴがあります。
His house was built last year.
彼の家は去年建てられました。
1つの時は必ず限定詞が必要だよ!
※限定詞を名詞の前に置いてどんな名詞なのかを説明します。
「どんな名詞なのか」限定してるんだって。
an appleだと「1つのリンゴ」His houseは「彼の家」
ってわかるね。
次は数えられる名詞「複数名詞」を使う時のルールです。
数えられる名詞「複数」
- 名詞s (es)
- 数+名詞s (es)
- 限定詞は必要ない
ex : cats, apples, two dogs, five foxes, ten candies. etc..
※「語尾が s ss x ch sh 」で終わる名詞を複数形にする場合は+[es]
※「語尾が y 」で終わる名詞を複数形にする場合は 「y を i にして es」
- some applesのように「数量を表す形容詞+複数名詞」で使う
ex : a few apples, many apples, a lot of apples. etc..
- 複数動詞(複数の名詞に対応する動詞)と一緒に使う
ex:
There are three apples on the table.
テーブルの上3個のリンゴがあります。
My sisters help you.
僕の姉妹たちがあなたを手伝うよ。
※sistersと複数なので、動詞(help)も複数動詞
不可算名詞のルール
「数えられない名詞」は常に単数扱いです。
複数形にはなれないので要注意!
- 「名詞それ自体」で使う事が出来る
- ✖ a an -s(es) (は必要ない)
- the, this ,my, some など無しで使う事が出来る
ex:
I like cheese.
私はチーズが好きです。
I have homework to do.
宿題があります。
some sugarのように「数量を表す形容詞」と共に使うこともできる。
ex: little money, much juice, a lot of bread. etc..
- 単数動詞を使う
ex:
There is honey in the jar.
その瓶の中に蜂蜜があります。
✖There are honey.
honey: 蜂蜜(数えられない名詞)
This furniture is mine.
この家具は私のものです。
furniture: 家具(数えられない名詞)
✖ furnitures
数えられない名詞は数えられる名詞と一緒に使う
「数えられない名詞」は「数えられる名詞」と一緒に使うことで
数えることが出来ます。
ex:
- coffee → a cup of coffee
- juice → two glasses of juice
- bread → three slices of bread
- rice → five bowls of rice
「複数形になる」のは数えられる名詞
そして、
There are two glasses of juice.
「複数動詞」になるよ!
意味が変わると数えることが出来る⁇
意味の違いで可算、不可算になる名詞もあります。
すこしだけ確認してみましょう!
ex: chicken(鶏) vs chicken(ステーキ)
There are 12 chickens in our school.
私たちの学校に12羽の鶏がいます。
※鶏は1羽、2羽と数えられますね。
I’d like to have chicken for dinner.
夕食にチキン(ステーキ)が食べたいです。
※チキンステーキは数えられない名詞(切ってもチキンステーキ)
ex: glass(グラス)vs glass(ガラス)
Can I have a glass of orange juice?
オレンジジュースをいただけますか?
※グラスは1個、2個と数えられます。
The window is made of glass.
その窓はガラスで出来ています。
※材料のガラスは数えられない名詞(材料は形を変えてもその材料のまま)
可算名詞、不可算名詞に使える数量形容詞 [few, many, etc..]
意味 | 可算名詞(複数動詞) | 不可算名詞 |
無い | no | no |
ほとんどない | few | little |
少しの | a few | a little |
いくつかの | some | some |
いくつでも | any | any |
たくさんの | many | much |
たくさんの | a lot of | a lot of |
十分な | plenty of | plenty of |
使い方はこちら↓
【many much few little】いつどうやって使う?を徹底解説!
可算名詞、不可算名詞【まとめ】
可算名詞
- 数えることの出来る名詞
- 単数名詞、複数名詞がある
- [a] [an](単数)数(複数)を名詞の前に置く
- 単数名詞は単数動詞と一緒に使う
- 複数名詞は複数動詞と一緒に使う
- someなどの数量形容詞+複数名詞で使う事が出来る
不可算名詞
- 数えることができない名詞
- 数えられない名詞なので単数扱い
- [a][an] 数などは名詞の前に必要ない
- 単数扱いなので、単数動詞と一緒に使う
これで終了です。
どうでしたか?
なんとなく分かってきたよ!
「数えない名詞のイメージ」をもう一回復習してみてくださいね。
覚えるのは大変ですが、イメージすると
だいたい判別できるようになりますよ。
そして「数えられない名詞」には「単数動詞」が一緒に使われるので、
There is some sugar on the table.
だよ!
それではまた。
See you.
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