もうすぐ1年生になる「双子」をもつ保護者の方は、
小学校でのクラス分けが気になるかと思います。
たいていの幼稚園・保育園では、双子は「同じクラス」です。
でも、小学校では「別々のクラス」にすることの方が多いと思われます。
今までずっと一緒だった子供達が、別々のクラスになる、、
「大丈夫かな?」と
保護者の方は心配になるでしょう。
中には保護者の希望で一緒、別を選べる学校もあるようですね。
我が家の双子が通った小学校は当然のことのように別々のクラスでした。
親の立場からすると、
「クラスが一緒の方が安心なのにな。」
そう思うかもしれません。
当時の私はそのように感じていました。
でも「子供の成長」という点から考えると、
「別々のクラスで良かった」
後にはそう思えるようになっていました。
クラスが違うと「どんなメリットとデメリットがあるのか」を、
この記事でお伝えできたらと思います。
双子のクラスは別が良い?別のクラスにする事で得られる成長のメリット
別にする事で得られる、子供側のメリット
1年生になった時、
「二人一緒のクラス」と「別々のクラス」
どっちが良い?
「一緒が良い!」
「私も一緒がいい。」
このような質問をしたら、
間違いなくこのような答えが返ってくるのではないかと思います。
小学校に入学という新しい環境の中では、
子供達どうし離れることに不安を感じているからです。
ですが、ここではあえて「子供の成長」という面で、
「別々のクラスで得られる成長のメリット」をお伝えしたいとおもいます。
子供たちは「自分という個人」を環境から育んでいます。
小学校という場所は、
親元を離れて「自分として生きていく手法」を学んでいる場所でもあります。
別のクラスでは以下のような能力が育ちます。
- それぞれ仲の良い友達を作れる。
- 友達を作ろうとする為、コミュニケーション能力が高まる。
- 自分の居場所を自分の力で作るようになる。
- 別々の環境から得る刺激で視野や考えが、より個人のものとなる。(違って良いという認識が深まる)
- 相手への依存心から自立するチャンス。
- 自分というアイデンティティーを確立し始める。
- 名前を間違えられないので、自分の存在をより認識してもらえていると感じる。
- 比較されにくくなる。(テストの点数、足の速さなど)
- 双子の相手を客観的に見始める。(よき相談相手になれる)
- 一人で問題を解決する力が育つ(補い合っている事が多いため)
我が家の双子の場合、
入学当初は、休み時間になると
片方を求めて移動していたようです。
(学校で何をしていたか聞くと一緒に過ごしていたことがわかりました)
でも、自分の居場所や友達を作ることの大切さを少しずつ学んでいったようです。
双子はいつも一緒に過ごしてきたためか相手に依存しています。
早いうちに片方への依存を経ち、自主性をもつことは、
成長の過程でとても大切なことです。
クラスが別になったことによって「相手を客観的に見るようになった」と、
大人になった娘が話してくれました。
親側はデメリットが多い⁈
親はデメリットばっかりなんだよね、、
子供の成長を考えると、
「双子は別々のクラスが良い」と個人的には思っています。
ただ、親の立場からするとデメリットを多く感じていました。
こんなデメリットを感じていました。
- 参観会や懇談会は子供のクラスを行き来する必要がある。
- 子供の大事な発表を見逃す事がある。
- 時間割、宿題がそれぞれ違うのでそれぞれ見る必要がある。
- お知らせや連絡事項がクラスで違うことがあり、把握が大変なことも。
- 運動会など撮影が困難(それぞれ違う場所にいる為)
- 学習の進度や宿題の量が違う事で心配になることも。
- 子供達が放課後それぞれの友達を家に連れて来るので、大変なことになることもある。
別のクラスにする事で得られる、親側のメリット
デメリットが多い中でもクラスが違うメリットも当然あります。
- ママ友が増える。
- 親身になってくれる先生に相談出来る。
- クラスでの学習の進度や量の違いが把握出来るので家庭学習で補える。etc、、
双子特有のデメリット
双子にはこんなデメリットがあるんです。
「双子のメリットデメリット各6選」という記事にも書きましたが、
「双子であるがゆえにアイデンティティーが育ちにくい」というデメリットがあります。
それ故に、
- 同じだと安心する
- 真似をしたがる
- 同じものを欲しがる etc、、
小学生になったら、
- 自分らしさ
- 自分で考える力
- 自分で決める
などの主体性を身につけて欲しいと考えます。
別のクラスにすることによって、より育まれる力です。
親の判断で
ここまで双子を別々のクラスにするメリットを述べてきましたが、
双子でも「別々にするデメリットの方が強くなるケース」もあるでしょう。
絆が強いので離すことにより不安が強くなり、学校が楽しくなくなってしまうかも知れません。
特に低学年ではその傾向は強いでしょう。
親は子供達の性質を見て慎重に判断してあげてください。
「最初の1.2年は一緒」の選択も良いかと思います。
最後に
子供たちが小学生のうちは
発生した問題を親が一緒に解決してきました。
ただし、子供達は親の目の届かない所へ成長していきます。
いつまでも守ってあげることが難しくなります。
その為にも、
自分で考え判断し、行動出来るように育てていく事は
とても大切な事でした。
双子であっても「別の個人」
主体性をもって成長していけるよう見守って欲しいと考えています。
皆さんの双子さんはまだ小さいことでしょう。
多少大げさに聞こえたかもしれないですね。
それでは、また。
See you.
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